イソシギ
( イソシギ属の一種) 学名 : Actitis hypoleucos 属 : イソシギ属
イソシギ, ( イソシギ属の一種)
学名: Actitis hypoleucos
属: イソシギ属
説明
イソシギは湖沼、河川、干潟、水田、海岸などの様々な水辺に生息します。単独で行動することが多く、尾を振りながら歩くという特徴があります。繁殖中に捕食者(ヘビ、カラス、ネコなど)が現れても巣から離れようとせず、巣を追い出されたとしても、「擬傷行動」と呼ばれる怪我を装って捕食者の注意を自分に引き付ける行動をとってヒナを守ろうとします。
サイズ
20 cm
寿命
10年
食性
水生無脊椎動物捕食性
よくある質問
一般的な情報
行動
主に河川や湖沼の周辺に生息する。非繁殖期には干潟や岩礁海岸にも生息する。属名Actitisは古代ギリシャ語で「海岸に住む」の意があるaktitesに由来し和名とほぼ同義だが、海岸にのみ生息するわけではない。渡りの際は小規模な群れを形成するが、冬季は単独で生活する。静止時や歩行時には尾羽を頻繁に上下に動かす。短距離を飛翔時には翼を下げたまま先端を振るわせて飛翔する。 食性は動物食で、主に昆虫を食べるが、甲殻類、軟体動物も食べる。獲物は水辺を徘徊したり泳ぎながら捕食する。 繁殖形態は卵生。繁殖期には縄張りを形成する。水辺の草原にある植物の根元などに浅い窪みを掘り枯草などを敷いた巣に、1回に3-5個(主に4個)の卵を産む。雌雄交代またはメスのみが抱卵し、抱卵期間は21-23日。雛は孵化してから26-28日で飛翔できるようになる。
分布
夏季にユーラシア大陸の温帯域、亜寒帯域で繁殖し、冬季(北半球の)はアフリカ大陸やオーストラリア大陸、ユーラシア大陸南部などへ南下し越冬する。 日本では九州以北に周年生息する留鳥であるが、本州中部地方以北では冬季になると越冬のため南下する夏鳥である。
ステータス
世界的に脅かされていません。