エナガ
( エナガ属の一種) 学名 : Aegithalos caudatus 属 : エナガ属
エナガ, ( エナガ属の一種)
学名: Aegithalos caudatus
属: エナガ属
説明
エナガは全長がスズメよりも小さな超小型の鳥です。体重が約10 g程度しかなく、日本ではキクイタダキ(約5g)に次いで軽い鳥とされています。繁殖期以外の時期には、同種の鳥とだけではなく、シジュウカラ、ヒガラ、メジロなどの他の小鳥と群れを作って過ごすこともあります。
サイズ
16 cm
寿命
8年
摂食習慣
長い尾を持つシジュウカラは年間を通じて食虫性です。主に節足動物を食べ、蛾や蝶の卵や幼虫を好む。たまに野菜を秋に摂ります。
生息環境
それは、発達した低木層のある落葉性および混合の森林に生息し、エッジ生息地を支持します。また、スクラブ、木々が茂ったヒースランド、茂み、生垣、農地や川の森林、公園、庭園にも見られます。昆虫の鳥の通年の食事と社会的な採餌は、オーク、灰、地元のシカモア種の落葉性森林に向かって冬のバイアス生息地を選択します。入れ子の場合は、スクラブエリアが優先されます。
食性
食虫性
一般的な情報
行動
主に平地から山地にかけての林に生息するが、樹木の多い庭園・公園や街路樹などでも見ることができる。冬季は山地上部にいた個体が越冬のため、低地の里山に降りてくることがある。 繁殖期は群れの中につがいで小さな縄張りを持つ。非繁殖期も小さな群れをつくるが、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、メジロ、コゲラなどの違う種の小鳥と混群することも多い。エナガはその混群の先導を行う。また、非繁殖期にはねぐらとなる木の枝に並列し、小さなからだを寄せ合って集団で眠る習性がある。街中の街路樹がねぐらとなることもあり、ねぐらとなった街路樹は夕方にはたくさんのエナガの鳴き声でザワザワと騒がしくなり木の下には糞がたくさん落とされることになる。地鳴きで仲間を確認しながら、群れで雑木林の中を動き回る。 木の枝先などで小さな昆虫類・クモ類・木の実など、草の種子を食べる。特にアブラムシを好み、葉先にいるアブラムシを停空飛行しながら捕食したり、枝にぶら下がって種子を食べたりすることもある。また、樹皮から染み出る樹液を吸うこともある。 3月ごろから繁殖期に入り、つがいとなって、樹木の枝や幹のまたに、苔をクモの糸で丸くまとめた袋状の精巧な巣を作る。このため、巧婦鳥(たくみどり)と呼ばれることもあった。巣は円形ないし楕円形(横幅約8×10 cm、縦約15 cm)の袋状で、側面上部に小さな丸い出入口(直径約2.5 cm)がある。巣は樹幹の瘤のように見え、似たような巣を作る鳥は他にいない。 4月 - 6月に白色有斑の卵を7 - 12個産み、主に雌が12 - 14日間抱卵する。4月には雛が見られることがある。産座には大量の羽毛が敷きつめられる。雛は孵化後、約14 - 17日で巣立ち、巣立ち後はいくつかの家族群が集まり、群れで行動する。つがい以外の繁殖に失敗した雄が育雛に参加することもあり、雌だけでなく雄が給餌する場合もある。また、シジュウカラの育雛にも参加する例が確認されている。 日本では岐阜県で2001年 - 2004年に行われた178巣の調査では、56巣がなんらかの捕食者(ハシボソガラス・ハシブトガラス・ニホンイタチ・ヘビ類)による襲撃により繁殖に失敗し (31.5 %) 、繁殖に成功したのは51巣 (28.7 %) という報告例がある。 昼に樹上・藪の中・地上・空中などで鳴く。泣き声は1年を通じて同じで、さえずりは、「チーチー」、「ツリリ」、「ジュリリ」。地鳴きは「チュリリ」、「ジュリリ」。猛禽類のハイタカ、ツミ、モズなどにより捕食されることがあり、これらの外敵を察知すると警戒発声を行う。
分布
ユーラシア大陸の中緯度地方を中心にヨーロッパから中央アジア、日本まで広く分布する。 日本では九州以北に留鳥または漂鳥として生息する。渡りはしない。
ステータス
日本の以下の都道府県でレッドリストの指定を受けている。 準絶滅危惧(NT) - 東京都北多摩地区