ヒメコノハドリ
( ヒメコノハドリ属の一種) 学名 : Aegithina tiphia 属 : ヒメコノハドリ属
ヒメコノハドリ, ( ヒメコノハドリ属の一種)
学名: Aegithina tiphia
属: ヒメコノハドリ属
Photo By Sivakumar Surampudi , used under CC-BY-SA-4.0 /Cropped and compressed from original
説明
ヒメコノハドリは森林、雑木林、耕地に生息する小型の鳥です。非繁殖期にはオスとメスの見た目は似ていますが、繁殖期を迎えるとオスは頭から背中にかけて黒くなり、アクロバティックで独特な求愛行動をとります。昆虫を主食とし、つがいまたは小さな群れを形成して餌を探します。
サイズ
14 cm
色
黒
緑
黃
グレー
白
巣の配置
木
食性
食虫性
一般的な情報
行動
ヒメコノハドリ類は、小群になり木で採餌し、枝の間で昆虫を探す。またときに混群となり採食する。 地鳴きは "churrs" という早口かつ笛のような声であり、さえずりは震える声で "wheeeee-tee" と鳴く。それらの声はときにオウチュウ類など他の鳥の鳴き声を真似るともされる。 繁殖期において、主にモンスーンの後に、雄は曲芸的な求愛行動を演じ、すばやく宙にすべての羽毛、とりわけ淡緑色の腰を膨らませ、その後、もとの止まり木に螺旋状に舞い降りる。一度降りた雄は尾を広げて両翼を下げる。雌雄は営巣から育雛まで協力する。高さおよそ1-9メートルとなる木枝の股の部分に、草とクモの巣でまとめた小さくて小振りな椀形の巣をつくり、2-4個の緑がかった(赤褐色の斑がある)白色の卵を産む。1つの卵の大きさはおよそ1.8×1.8センチメートル。雌雄とも抱卵し、卵はおよそ14日後に孵化する。巣の捕食生物としては、ヘビ、トカゲ、バンケン、カラスなどがいる 。巣はまた、クリイロヒメカッコウ (Cacomantis sonneratii) により托卵されることもある。 ヒメコノハドリ類は1年に2回換羽し、またそれらの羽衣の変化が、個体群の分類の基礎となる羽衣に関してやや分かりにくくしている。原生動物であるHaemoproteus 属の1種、H. aethiginae は、ゴアからのヒメコノハドリの標本より記載された。
分布
東南アジアからインドにかけて分布する。
ステータス
世界的に脅かされていません。