コムクドリ
( Agropsarの一種) 学名 : Agropsar philippensis 属 : Agropsar
コムクドリ, ( Agropsarの一種)
学名: Agropsar philippensis
属: Agropsar
Photo By Lars Petersson
説明
コムクドリは夏鳥として飛来し、山地の林などに生息します。木のウロに巣を作ったり、キツツキ科の巣を奪って営巣したりします。ムクドリの群れに混じることがよくありますが、本種の方が一回り小さくて白っぽく、高い声で鳴きます。
サイズ
13 - 23 cm
食性
雑食性
一般的な情報
行動
平地から山地の明るく開けた林に生息する。人里近くでも生息する。 繁殖期にはつがいで生活するが、渡りの時は群れを作る。秋の渡りの方が群れは大きい。少数の群れの時は、ムクドリの群れに混じっていることがよくある。 食性は雑食性で、樹上で昆虫類やクモを捕食したり、木の実を採食する。 主に樹洞やキツツキ類の古巣に営巣するが、人家の屋根の隙間、石垣等に営巣したり、巣箱を利用したりもする。巣の中には枯葉や落ち葉を敷く。産卵期は5-7月で、卵数は4-6個、抱卵日数は8-11日、約14日で巣立ちを迎える。 地鳴きは「キュル キュル」、「ギュル ギュル」など。さえずりは「チ チ チ ピーキュル ジョイジョイジョイ」など明るい声と濁った声を混ぜながら早口で鳴く。
分布
千島列島、サハリン南部、日本で繁殖し、冬季はフィリピン、ボルネオ島北部などに渡りをおこない越冬する。 日本では夏鳥として北海道、本州北部で繁殖するが、渡りの時期は本州中部以南の地域でも見られる。