オナガガモ
( Anasの一種) 学名 : Anas acuta 属 : Anas
オナガガモ, ( Anasの一種)
学名: Anas acuta
属: Anas
Photo By Andy Reago & Chrissy McClarren , used under CC-BY-2.0 /Cropped and compressed from original
説明
オナガガモは冬鳥として渡来する比較的大きなカモです。長い首を利用して、逆立ちの姿勢になって水中の餌を探して食べます。繁殖期が近づくと、オスは首を伸ばしてお辞儀をするようなポーズでメスに求愛します。人をあまり恐れないカモだと言われています。
サイズ
51 - 66 cm
寿命
27歳
巣の配置
地面
一回に産む卵の数
3 - 12 卵
孵化期間
1 雛
雛の数
22 - 24 days
摂食習慣
ピンテイルは、主に夕方または夜に植物食用の水を軽くたたいて浅瀬で育つことで摂食するので、1日のほとんどを休んで過ごします。冬の食事は主に水生植物の種子と地下茎を含む植物材料ですが、ピンテイルは、他のアナスのアヒルほど頻繁ではありませんが、畑の根、穀物、その他の種子を食べることがあります。巣作りのシーズン中、この鳥は主に無脊椎動物を食べます。水生昆虫、軟体動物、甲殻類などです。
生息環境
オナガガモの繁殖地は、湿った草地、湖畔、ツンドラなど、森林のない開放的な湿地です。冬には、保護された河口、汽水域の湿地、沿岸のラグーンなど、より広い範囲の開放的な生息地を利用します。繁殖期以外は非常に群がり、他のアヒルと非常に大きな混合群を形成します。
食性
雑食性
一般的な情報
行動
越冬地では湖沼、河川、海岸などに生息する。群れを形成する。日本では、各地のハクチョウ渡来地において、ハクチョウ類の周囲に多数群がっているのが観察される。 食性は雑食性で、植物の種子や水草、貝類などを食べる。昼間は休息をとり、夜間に餌場に移動して採餌するが、餌付けされている地域では日中も活動する。ハクチョウ渡来地ではハクチョウの餌付けの際に殺到する様が見られる。また、北アメリカでは多数飛来するオナガガモに作物を食害されないように、ムギなど穀物の一部をわざと収穫せずに畑に残し、オナガガモに食べさせている。 繁殖形態は卵生。繁殖期は5-7月で、抱卵・育雛はメスが行う。 オスはコガモのような高い鳴き声の他「ピル、ピル」などいくつかの違った声で鳴く。メスの鳴き声はマガモのように「ガーガー」である。
分布
ユーラシア大陸の北部と北アメリカ北部の寒帯から亜寒帯にかけての地域で繁殖し、冬季はユーラシアおよび北アメリカの温帯から熱帯地域やアフリカ北部に渡り越冬する。カモ類の中ではマガモ、コガモ、ハシビロガモに並んで分布域が広い。アジア極東部で繁殖するものは、同じ個体が年によって日本などのアジア地域や北アメリカと異なった地域で越冬することが、足環を使った標識調査で確認されている。 日本では全国に冬鳥として多数渡来する。
ステータス
国際自然保護連合(IUCN)により、軽度懸念(LC)の指定を受けている。日本の高知県でレッドリストの危急種の指定を受けている。