アカボシカルガモ
( Anasの一種) 学名 : Anas poecilorhyncha 属 : Anas
アカボシカルガモ, ( Anasの一種)
学名: Anas poecilorhyncha
属: Anas
Photo By Lip Kee , used under CC-BY-SA-2.0 /Cropped and compressed from original
説明
アカボシカルガモは淡水湖などの浅瀬やぬかるみで生息するカルガモです。かつては日本のカルガモと同種と見なされていましたが、現在は別の種とされています。生息地では狩りの対象にされることがありますが、ハンターに狙われると捕まらないように水中に潜って隠れることで知られています。
サイズ
63 cm
摂食習慣
本種は雑食の性質が強く、植物質の餌以外にタニシなどの動物質の餌も好んで食べるため、肉に臭みが出る傾向がある。そのため、日本ではマガモのように賞味される機会は少ないものの、それでもマガモと比べて食味が極端に落ちるほどではなく、植物食の傾向が強い時期の肉はマガモと並んで美味とされる。
食性
雑食性
一般的な情報
行動
河川や湖沼・湿地・干潟・水田などに生息する。渡りは行わないが、北部個体群は冬季になると南下する。 食性は主に植物食で、植物の葉や種子などを食べる。2004年に長野県で狩猟された個体は、咥えていたものと消化管の内容物を含めて3.2 - 6.6センチメートルのオイカワを30尾も食べていた報告例もある。 繁殖形態は卵生。集団繁殖地(コロニー)を形成することもある。草本や枯草・ササなどを組み合わせた直径22 - 30センチメートルに達する皿状の巣を作る。10 - 14個の卵を産む。抱卵期間は26 - 28日。谷津干潟において子連れのメスが他個体の雛8羽、オカヨシガモの雛3羽を殺した例が報告されている。これは繁殖地が高密度になった影響で、親鳥が攻撃的になったためと推定されている。 繁殖期前期(交尾から営巣地の探索程度まで)はつがいで行動するが、メスが抱卵・育雛を行っている間、オスは概ねオスだけの群れを形成する。繁殖期が終わると、まずメス親とヒナとの関係が消失する。その後は不透明であるが、越冬期前には、雌雄で構成される大群を形成する。
分布
中華人民共和国、日本、アムール地方、朝鮮半島 日本では主に本州以南に周年生息(留鳥)する。和名は「軽の池」(橿原市大軽周辺とする説もあり)で夏季も含めて見られたカモであったことに由来すると考えられている。
ステータス
世界的に脅かされていません。