クロアジサシ
( クロアジサシ属の一種) 学名 : Anous stolidus 属 : クロアジサシ属
クロアジサシ, ( クロアジサシ属の一種)
学名: Anous stolidus
属: クロアジサシ属
Photo By LCDR Eric T. Johnson, NOAA Corps. , used under PUBLIC-DOMAIN /Cropped and compressed from original
説明
体長は40-45cm、翼開長は75-86cmほどで、ハトより大きい。額とアイリングは白く後頭部が灰褐色の外は、全身黒褐色の羽毛に覆われていて、白い羽毛の割合が高いアジサシ類の中では特に個性的な外見をしている。目からくちばしにかけての部分と足は黒い。全身の羽毛はきめが細かく、艶のないビロードのような外見である。なお、尾羽は他のアジサシのように燕尾型ではなく、先がわずかに2つに割れた紡錘形をしている。 幼鳥は、頭部の大部分が褐色である。
サイズ
38-41 cm (15-16 in)
巣の配置
地面
摂食習慣
茶色のうなずきは、水の上を急降下し、小さなイカや魚を捕まえるために水面に沈むことで餌を作ります。
生息環境
熱帯の海
食性
魚食性
一般的な情報
行動
繁殖地は洋上の島嶼で、ハイイロアジサシやシロアジサシ、セグロアジサシなどと一緒に繁殖するが、岩場や草原に種類ごとに固まったコロニー(集団繁殖地)を作る。 オスとメスの求愛行動では首を上下させる行動が見られ、英名の"Noddy"(うなずく者)はここに由来する。求愛行動の後は枯れ草や木の枝を組み合わせて地上に巣を作るが、たまに木の上に巣を作るものもいる。卵は普通1個だけで、巣立ちまで2ヶ月-3ヶ月ほどかかる。 鳴き声は、「アッ アッ アッ」または「クワー」。
分布
太平洋、インド洋、大西洋の熱帯、亜熱帯の島々で繁殖し、非繁殖期は周辺の外洋に生息する。 日本では、夏鳥として先島諸島、小笠原諸島、火山列島に繁殖に渡来するが、それらの島よりも北ではほとんど見られない。台風後に迷行した個体等が北海道や九州、伊豆諸島で記録されたことがある。
ステータス
世界的に脅かされていません。