メグロ
( Apalopteronの一種) 学名 : Apalopteron familiare 属 : Apalopteron
メグロ, ( Apalopteronの一種)
学名: Apalopteron familiare
属: Apalopteron
Photo By Lars Petersson
説明
全長14センチメートル。上面は暗緑色や黄褐色、顔や下面の羽衣は黄色。体側面の羽衣は緑褐色。属名Apalopteronは「柔らかい羽毛」の意。顔の羽衣は黄色で、額にアルファベットの「T」字状に黒色斑が入る。眼の周囲は白い羽毛(アイリング)で被われるが、アイリングは眼の前後で繋がらずに途切れる。さらにその周囲に三角形状の黒い斑紋が入り、和名の由来になっている。尾羽や翼は灰黒色で、尾羽や雨覆、風切羽の外縁(羽縁)は黄緑色。 卵の殻は青く、褐色斑が入る。 A. f. hahasima ハハジマメグロ わずかに大型で、黄色みが濃い。
サイズ
13 cm
一般的な情報
行動
常緑広葉樹林や二次林に生息する。ペアで生活するが、冬季には群れを形成することもある。 食性は雑食で、昆虫、クモ、果実(ガジュマル、パパイア)、花粉などを食べる。英名honeyeaterは花粉を食べる事に由来する。樹上でも地表でも採食を行う。昆虫は林床を徘徊したり樹上にぶら下がって葉の裏にいるものを捕食するほか、木の幹の隙間にいるものを舌で捕えたりギンネムの鞘を嘴でこじ開けて中にいる獲物を捕食する。 繁殖形態は卵生。4-6月に地上1-10メートルの高さにある樹上にタコノキなどの繊維や羽毛、獣毛を組み合わせたお椀状の巣を作り、1回に2-4個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は10-14日。
分布
A. f. familiare ムコジマメグロ 日本(父島、媒島、聟島)
ステータス
Apalopteron familiare familiare (Kittlitz, 1831) ムコジマメグロ