コンゴウインコ
( Araの一種) 学名 : Ara macao 属 : Ara
コンゴウインコ, ( Araの一種)
学名: Ara macao
属: Ara
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説明
コンゴウインコは赤、青、黄色の鮮やかな羽が特徴の大型のインコです。大きなクチバシは、硬い木の実を割るためだけでなく木登りにも使われることから、「第3の足」とも呼ばれます。寿命は50~80年と長く、その長い生涯を同じパートナーと仲良く過ごします。
サイズ
81 cm
巣の配置
空洞
摂食習慣
コンゴウインコはおもに果実と種子を食べるが、これには大型の堅い殻の種子も含まれる。一般的に見られるのは一羽、あるいはペアで森林の樹冠の上を飛んでいるところだが、地域によっては群れを見ることができる。彼らは粘土を食べるために集まることがある。またリンゴ、バナナといった果実やナッツを好む。また花の蜜や花粉も食べる。
生息環境
緋色のコンゴウインコは、湿気のある低地の亜熱帯雨林、広大な森林地帯、川の縁、サバンナに生息しています。
食性
果食性
よくある質問
一般的な情報
分布
コンゴウインコは亜熱帯雨林の湿潤な低地、開けた森林帯、川辺そして中央アメリカおよび南アメリカのサバンナに由来する。中央アメリカのコンゴウインコの生息地はメキシコの東側のはずれと南部の領域からパナマにわたっているばかりでなく、グアテマラからベリーズにまでもわたっている。さらにその上、南アメリカではアマゾン川流域をカバーする広大な生息域をもち、ペルーのアンデス山脈西側や、ボリビア、パラグアイにまで広がっている。一般に本土ではまれなことであるが、コイバ島では今でもコンゴウインコの巨大なコロニーを見ることができる。 コンゴウインコの個体数の減少が始まる以前は、その分布域にはコスタリカの大部分も含まれていた。しかし1960年代までに複合する要因、特に狩猟、密猟そして森林伐採による居住地の破壊によって、その生息数は減少していた。さらにその上に、輸出のためにバナナの栽培と販売を行う会社による農薬の噴霧が、コンゴウインコの個体数減少において重要な役割を演じた。 この複合的な要因がコスタリカにおけるコンゴウインコの生息数を圧迫した。従来コンゴウインコはこの国の国土総面積51,100 km²のうち、おおよそ42,500 km²に生息していたのに、1990年代初頭には生存可能な個体群はコスタリカの太平洋岸のたった二つの地域( カラーラ国立公園および オーサ半島)に残るだけになっている。1993年の調査によれば、コンゴウインコはその歴史的な生息域に対してわずか20%(9,100 km²)の地域に生息しているに過ぎないことが示されている。 コンゴウインコの生息地はほかのAra属の鳥の中でも最も広範な緯度にわたっていると考えられており、最大で6,700,000 km²の地域をカバーしていると推定されている。とはいうもののコンゴウインコの居住地は分断化され、この鳥たちは中央ならびに南アメリカに散在した個体数の希薄なコロニーに閉じこめられている。しかしながら、それでもこれらの領域のなかの一部では、彼らは多数存在していることから”ありふれている”と記述される。国際自然保護連合(IUCN)はコンゴウインコを2004年に”Least Concern” 軽度懸念と評価している。
ステータス
それらは依然として南アメリカの最初の範囲の大部分で多数発生しているため、この種はIUCNによって最も懸念の少ないものとして分類されています。それは、ペットとケージの鳥の取引の捕食のため、ワシントン条約付録1にリストされています。両方の亜種は、絶滅危惧種としてUSFWSによってリストされています。