カンムリヅル
( カンムリヅル属の一種) 学名 : Balearica pavonina 属 : カンムリヅル属
カンムリヅル, ( カンムリヅル属の一種)
学名: Balearica pavonina
属: カンムリヅル属
Photo By Steve Garvie , used under CC-BY-SA-2.0 /Cropped and compressed from original
説明
全長95センチメートル。全身は灰黒色。上雨覆と下雨覆は白く、内側の大雨覆は淡黄色。初列風切と外側2枚の次列風切は黒く、次列風切と三列風切は赤褐色。近縁種のホオジロカンムリヅルに似るが、もっと黒味が強く、頬は赤い。 虹彩は白い。顔に羽毛がない裸出部があり、上半分は白・下半分はピンク色。喉に赤やピンクの肉垂がある。 卵は淡青色で、斑紋が入らない。若鳥は頭部や頸部・肩羽が褐色みをおびる。冠羽もあまり発達せず、顔の裸出部にピンク色の羽毛が生えている。
サイズ
1.05 m
寿命
20年
巣の配置
地面
食性
雑食性
一般的な情報
行動
湿地に生息するが、河辺や河川の中州で見られることもある。非繁殖期には50 - 100羽の群れを形成するが、数羽のみの群れを形成することもある。 草本、種子、昆虫、軟体動物、魚類、爬虫類などを食べる。主に耕作地で採食を行う。 繁殖様式は卵生。湿地に巣をつくり、2 - 3個の卵を産む。抱卵期間は28 - 31日。近縁種のホオジロカンムリヅルと共に、木の枝に止まる事の出来る数少ないツルの仲間。湿地や草地を生息域とし、非繁殖期には数百羽もの大群を作る事がある。穀物の種子やカエルなどの小動物、昆虫を食べる。大型動物が草むらを歩いた時に驚いて飛び出した虫を捕らえたり、自ら脚で藪を掻き回して追い出した虫を捕まえる事もある。
分布
エチオピア、カメルーン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、スーダン、セネガル、チャド、ニジェール、マリ共和国、南スーダン、モーリタニア。ナイジェリアでは絶滅。
ステータス
脆弱です。以前は、種はおそらくより多く、より均一に分布していました。
Photo By Steve Garvie , used under CC-BY-SA-2.0 /Cropped and compressed from original