コジュケイ
( Bambusicolaの一種) 学名 : Bambusicola thoracicus 属 : Bambusicola
コジュケイ, ( Bambusicolaの一種)
学名: Bambusicola thoracicus
属: Bambusicola
説明
全長は27センチメートル。和名はジュケイに似ているが、より小型であることに由来する。額から眼上部にかけて灰色の眉状の筋模様(眉斑)が入る。背に暗褐色や灰色の虫食い状の斑紋が入る。下面の羽衣は黄褐色で、胸部に赤褐色の斑紋が入る。尾羽は濃赤褐色。 虹彩は灰褐色。嘴は黒い。後肢は暗灰黄色。 卵は長径3.5センチメートル、短径2.6センチメートル。 B. t. thoracicus コジュケイ 前頸から胸部にかけての羽衣は灰色。喉から頬、頸部側面の羽衣が赤褐色。背の羽衣が暗黄色。 B. t. sonorivox テッケイ 顔から前頸にかけての羽衣は灰色。喉の羽衣が赤褐色。背の羽衣が赤褐色。
サイズ
32 cm
食性
穀食性
一般的な情報
行動
基亜種は標高1,000メートル以下、亜種テッケイは標高300-1,200メートルの草原、森林、竹林、農耕地などに生息する。秋季から翌年の春季にかけて小規模な群れを形成する。身体に似合わぬ大きな声で鳴き、それが「チョットコイ、チョットコイ」と聞こえることから、「警官鳥」と俗称されることがあった。 食性は雑食で、種子、果実、昆虫、クモなどを食べる。 繁殖形態は卵生。年に2回繁殖する。4-6月で地面の窪みに枯れ草を敷いた巣に、7-8個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は17-19日。雛は孵化直後に巣立つ。雌雄共に育雛を行う。生後1年で成熟する。
分布
B. t. thoracicus コジュケイ 中華人民共和国南部 日本(本州<北陸地方以北を除く>、四国、九州)に移入・定着 B. t. sonorivox テッケイ 台湾 日本(神戸市周辺)に移入・定着