シマフクロウ
( ワシミミズク属の一種) 学名 : Bubo blakistoni 属 : ワシミミズク属
シマフクロウ, ( ワシミミズク属の一種)
学名: Bubo blakistoni
属: ワシミミズク属
Photo By Ayuwat Jearwattanakanok
説明
全長63-71cm。翼開長175-190cm。体重3.4-4.1キログラム。頭部には耳介状の長くて幅広い羽毛(羽角)が伸長する。尾羽は短い。踵から趾基部にかけて(ふ蹠)は羽毛で被われるが、趾は羽毛で被われない。全身の羽衣は灰褐色で、黒褐色の縦縞と細い横縞が入る。顔を縁取る羽毛(顔盤)は小型で黒い。翼は幅広い。 虹彩は黄色。嘴や後肢は灰黒色。
サイズ
72 cm
食性
肉食性
一般的な情報
行動
海岸や河川、湖沼の周囲にある広葉樹林、混交林に生息する。ペアで縄張りを形成し生活する事が多い。魚類が生息する1つの小河川を1ペアが縄張りとし、他のペアと縄張りを共有することは無い。 食性は動物食。主に魚類(アメマス、ヤマメ、ウグイ、カレイ、サケなど)を食べるほか、両生類、甲殻類、他の鳥類、哺乳類(ウサギ、コウモリ、ネズミ、リスなど)なども食べる。魚類は主に浅瀬で捕食する。 繁殖形態は卵生。大木の樹洞や断崖の岩棚に巣を作り、2-3月に1-2個(主に2個)の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は約35日。雛は孵化してから約50日で巣立つ。幼鳥は巣立ってから1-2年は親の縄張り内で生活し、独立する。生後3-4年で性成熟する。 「ヴーヴー」「ヴォー」といった鳴き声を発する。
分布
K. b. blakistoni シマフクロウ 日本(北海道中部および東部)、ロシア(サハリン、千島列島南部) K. b. doerriesi 中華人民共和国北東部、朝鮮民主主義人民共和国、ロシア南東部 和名の「シマ」は北海道に分布(隔絶された地方)する事に由来する。