サイチョウ
( サイチョウ属の一種) 学名 : Buceros rhinoceros 属 : サイチョウ属
サイチョウ, ( サイチョウ属の一種)
学名: Buceros rhinoceros
属: サイチョウ属
Photo By A.Baihaqi , used under CC-BY-SA-4.0 /Cropped and compressed from original
説明
全長はオスで110-160 cm、メスは少し小さめで90cm程度。下向きに湾曲した大きな嘴と、その嘴の長さにほぼ等しい位のカブト状突起を持つ。羽毛は全体的に黒主体で、腹部と腿は白く、尾羽は白と黒の駁文様。雌雄同色だが、オスは虹彩が赤く、メスは虹彩が白く目の周囲に赤いアイリングがある。
サイズ
90 cm
寿命
27歳
巣の配置
空洞
摂食習慣
サイサイチョウの餌は果物が大部分を占めていますが、捕獲できる昆虫、小さな爬虫類、げっ歯類、および小さな鳥が必要です。
食性
果食性
一般的な情報
行動
標高1,400メートル以下にある自然林や二次林・沼地林などに生息する。低地や山地の鬱蒼とした森林に単独かつがいで暮らす。但し、食料が安定して多量得られる場所には複数が一時的に群れを形成する事もある。樹上生活者であり地上には殆ど降りない。樹から樹へ移動する時でさえ枝伝いに跳躍するか、或いは飛んで移動する。長距離を飛行する際に非常に大きな羽音を立てる事で知られる。その鳴き声はラッパのようである。 主に果実を食べるが、昆虫、爬虫類、両生類、鳥類の卵なども食べる。 大木の洞を巣とし、メスの巣篭もりの際、オスが巣の入り口を泥で塗り固めてしまう習性がある。これは本種に限らず大多数のサイチョウ科鳥類に見られる習性で、産卵・育雛に携わるメスの安全を確保する為だと考えられている。泥の壁には呼吸や給餌の為の小さな隙間を開け、オスが餌を運んでメスと雛を養う。
分布
インドネシア(ジャワ島、スマトラ島、ボルネオ島)、タイ王国南部、ブルネイ、マレーシア。シンガポールでは絶滅。