ノスリ
( ノスリ属の一種) 学名 : Buteo japonicus 属 : ノスリ属
ノスリ, ( ノスリ属の一種)
学名: Buteo japonicus
属: ノスリ属
Photo By Lip Kee , used under CC-BY-SA-2.0 /Cropped and compressed from original
説明
ノスリは農耕地、草原、開けた森林などに生息するトビよりも一回り小さなタカです。現在の名前で呼ばれるようになったのは江戸時代の頃で、野を擦るように滑降する姿から名付けられたと推測されています。農作物を食い荒らすネズミや昆虫類を捕食するため、農地では益鳥とされていたようです。
サイズ
54 cm
色
茶
黒
白
食性
肉食性
一般的な情報
行動
平地から山地の森林に生息する。群れは形成せず、単独もしくはペアで生活する。 食性は動物食で、昆虫類、節足動物、陸棲の貝類、ミミズ、両生類、爬虫類、鳥類、小型哺乳類等を食べる。 繁殖期には縄張りを形成する。樹上や断崖の上に木の枝を組み合わせた巣を作り、日本では5月に2–4個の卵を産む。 主にメスが抱卵(雌雄とも抱卵することもある)し、抱卵期間は33–35日。雛は孵化後50–55日で飛翔できるようになり、その40–55日後に独立する。生後2–3年で性成熟する。 狩りの際の挙動は、「停飛から急降下」と、後述する「樹上から急降下して匍匐飛行」が見られる。 和名ノスリの由来の説として、上記後者の樹上からの狩りの際に、野を擦るような地表すれすれを匍匐飛行する(野擦)ことが知られている。 獲物に気づかれぬように接近する目的の行動と思われるが、最終位置の確認と思われる「獲物の直前でポップアップ機動」をする場合も目撃される。
分布
Photo By Lip Kee , used under CC-BY-SA-2.0 /Cropped and compressed from original