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ササゴイ
( ササゴイ属の一種) 学名 : Butorides striata 属 : ササゴイ属
ササゴイ, ( ササゴイ属の一種)
学名: Butorides striata
属: ササゴイ属
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説明
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ササゴイは本州以南に夏鳥として渡来する小型のサギです。水辺に近い林や街路樹に巣を作り、水田や河原などの開けた水辺で小魚を捕食します。ゆっくりと羽ばたいて、「キュウーッ」と鋭い声で鳴きながら飛びます。水面に小枝や葉などをまいて餌に見せかけ、魚をおびき寄せて捕まえるという行動も報告されています。
サイズ
33 - 46 cm
巣の配置
低木
食性
魚食性
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一般的な情報
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行動
河川、湖、池沼、湿原、水田などに生息する。薄明薄暮性で主に夕方活動し、昼間は水辺の森林で休むが昼間や夜間に活動することもある。単独もしくはペアで生活する。静止時には頸部をアルファベットの「S」字状に曲げている事が多い。 食性は動物食で、魚類、両生類、甲殻類などを食べる。水辺で獲物を待ち伏せて捕食する。一部の個体群(例として日本では水前寺成趣園周辺の個体群)では水面に物を落とし、近づいてきた獲物を捕食する。 繁殖形態は卵生。雑木林や松林などに単独もしくは小規模な集団繁殖地(コロニー)を形成して繁殖する。樹上に雄が巣材となる木の枝を運び、雌がそれを組み合わせた巣を作る。テレビアンテナに巣を作ることもある。日本では5-6月に3-6個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は21-25日。育雛は雌雄共同で行う。雛は孵化してから40-45日で巣立つ。
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分布
アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、ユーラシア大陸南部および東部、インドネシア、オーストラリア、ソロモン諸島、日本、パプアニューギニア、フィリピン、マダガスカル 日本では夏季に本州、四国、九州に飛来(夏鳥)し、冬季になると九州以南で越冬(冬鳥もしくは留鳥)する 。
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ステータス
世界的に脅かされていません。