オオバタン
( オウム属の一種) 学名 : Cacatua moluccensis 属 : オウム属
オオバタン, ( オウム属の一種)
学名: Cacatua moluccensis
属: オウム属
説明
全長40-50センチメートル。オスよりもメスの方がやや大型になる。頭頂には後方へ湾曲した、赤い羽毛が伸長(冠羽)する。尾羽は短い。全身の羽衣は白やオレンジがかったピンク色(サーモンピンク)。尾羽下面は黄色。翼下面は黄色。 嘴は黒い。 雛の綿羽は黄色。オスの虹彩は黒いが、メスの虹彩は暗褐色。
サイズ
50 cm
食性
雑食性
一般的な情報
行動
主に標高1,000メートル以下にある熱帯雨林に生息する。16羽以下の群れを形成し生活する。 食性は雑食で、果実、種子、液果、昆虫などを食べる。未熟なヤシの果実は嘴で噛み砕き、中の果肉や果汁を食べる。 繁殖形態は卵生。繁殖期には単独もしくはペアで生活する。繁殖期になるとオスは約20分にわたり樹上で互いに冠羽を動かしたり大声で鳴いたり、枝を噛む、飛翔するなどの求愛行動を行う。高木の樹洞に木屑などを敷いた巣を作る。飼育下では1回に1-3個(主に2個)の卵を産んだ例がある。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は28-30日。雛は孵化してから約14週間(10月)に巣立つ。生後4-5年で性成熟する。
分布
インドネシア(アンボン島、セラム島)固有種 種小名moluccensisは「モルッカ産の」の意。