トウネン
( オバシギ属の一種) 学名 : Calidris ruficollis 属 : オバシギ属
トウネン, ( オバシギ属の一種)
学名: Calidris ruficollis
属: オバシギ属
説明
全長はスズメとほぼ同じ14センチメートルから15センチメートル、翼開長は約29センチメートル。シギ科の鳥の中では小型の一種で、くちばしと足も短い。和名も「今年生まれたもの」という意味で、今年生まれた赤子のごとくからだが小さいことに由来している。 成鳥夏羽は顔と胸、背が赤褐色で、翼は軸斑が黒、羽先が白で、残りの羽縁は赤褐色。体の下面は白色である。冬羽は全体的に灰褐色となる。 雌雄同色である。
サイズ
16 cm (6.25 in)
色
茶
黒
グレー
白
オレンジ
寿命
11年
摂食習慣
彼らは湿った草地と柔らかい泥で餌を探し、主に目で食べ物を拾います。彼らは繁殖していない生息地では、潮間帯の干潟と淡水湖の泥の縁に沿って餌を食べます。彼らは主に昆虫や他の小さな無脊椎動物を食べます。
生息環境
赤首のスティントは強く渡り鳥であり、ユーラシア東部の北極沿岸に沿って繁殖し、タスマニアとニュージーランドと同じくらい南の南東アジアとオーストラリアで非繁殖期を過ごします。彼らは西ヨーロッパへの珍しい浮浪者です。それらはしばしばアラスカ西部で見られ、時折アメリカの他の場所でも見られます。
食性
水生無脊椎動物捕食性
一般的な情報
行動
非繁殖期には、干潟や水田、湿地に生息する。砂泥地などを動き回って泥の中にいる昆虫、ゴカイ類、小型甲殻類などを捕食する。大きな群れで行動し、日本ではかつては万単位の群れも見られたが、近年では数百羽のことが多い。 「チュリッ」や「チュイ」と鳴く。
分布
夏にシベリア北東部やアラスカ北西部のツンドラ地帯で繁殖し、冬は東南アジアからオーストラリア、ニュージーランドにかけての地域で越冬する。 日本では春と秋の渡りの途中で立ち寄る「旅鳥」として、全国に渡来する。小型シギの中では最も普通に見ることが出来る。九州以南では越冬する個体もある。
ステータス
国際自然保護連合(IUCN)により、軽度懸念(LC)の指定を受けている。 日本の以下の都道府県でレッドリストの指定を受けている。 絶滅危惧種 - 京都府(環境省の絶滅危惧II類に相当、近年旅鳥としての飛来が減少している。) 絶滅危惧II類 - 神奈川県(非繁殖期)、東京都(区部、北多摩・南多摩・西多摩は準絶滅危惧) 準絶滅危惧 - 大阪府 希少種 - 滋賀県(環境省の準絶滅危惧に相当) 一般保護生物(D) - 千葉県(環境省の準絶滅危惧種に相当。東京湾では埋立地の湿地の消失により減少が著しい。)