テリクロオウム
( クロオウム属の一種) 学名 : Calyptorhynchus lathami 属 : クロオウム属
テリクロオウム, ( クロオウム属の一種)
学名: Calyptorhynchus lathami
属: クロオウム属
説明
全長46-51cm。メスよりもオスの方が大型になる。全身は黒褐色の羽毛で覆われ、上面には緑色の光沢がある。尾羽には2本の赤い帯模様が入る。 嘴は大型で、上嘴は丸みを帯び下嘴は幅広く先端が凹む。この嘴は下記のように硬い殻で覆われたアロカズアリナ属の種子を食べるのに適している。虹彩は暗褐色。後肢の色彩は灰色。 メスは後頭や頸部側面に黄色い斑紋があり、尾の赤い斑紋に黒い縦縞が入る。
サイズ
50 cm
食性
草食性
一般的な情報
行動
水辺の針葉樹林(主にアロカズアリナ属からなる)や灌木林に生息する。ペアとその幼鳥からなる群れを形成して生活し、家族群が集合し20羽以下の群れを形成することもある。渡りは行わないが、食物を求めて一定地域内を移動する。 食性は雑食で、主にアロカズアリナ属の種子を食べるが、果実、種子(アカシア属、バンクシア属、ヒマワリ、ユーカリ属など)、昆虫類なども食べる。アロカズアリナ属の松毬を後肢で固定して嘴で殻を剥がし種子のみを食べたり、口内で殻は吐き出し舌を使い種子のみを食べる。 繁殖形態は卵生。ユーカリの樹洞に朽ちた木屑を敷いた巣を作り、1回に1-2個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は28-29日。メスのみが育雛を行い、オスはメスに食物を運ぶ。雛は孵化してから9-10週間で巣立つ。
分布
C. l. erebus オーストラリア(ニューサウスウェールズ州東部)固有亜種 C. l. halmaturinus オーストラリア(カンガルー島)固有亜種 C. l. lathami オーストラリア(クイーンズランド州南東部)固有亜種
ステータス
ほとんどの種のオウムと同様に、光沢のある黒いオウムは、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)によって保護されており、輸入、輸出、取引を行う脆弱な種の付録IIリストに配置されていますリストされた野生の捕獲動物の違法。光沢のある黒いオウムは、一般に1999年の環境保護および生物多様性保護法の脅威にさらされていませんが、カンガルー島の亜種(C. l。halmaturinis)が絶滅危惧種としてリストに追加されました。