コチドリ
( チドリ属の一種) 学名 : Charadrius dubius 属 : チドリ属
コチドリ, ( チドリ属の一種)
学名: Charadrius dubius
属: チドリ属
Photo By Frebeck , used under CC-BY-SA-3.0 /Cropped and compressed from original
説明
コチドリは河川の砂礫地、造成地、工事現場、駐車場などに生息します。このような草が少ない開けた裸地の地上に巣を作りますが、草が生い茂ると姿を消してしまいます。立ち止まっていたかと思えば突然走り出し、水生昆虫や小型昆虫を捕まえて食べます。
サイズ
15 cm
色
茶
黒
グレー
白
寿命
10年
生息環境
彼らの繁殖地は、北西アフリカを含む旧北極圏の砂利穴、島、川の端など、淡水の近くにある開いた砂利地帯です。彼らはほとんどまたはまったく植物の成長なしで石の上に地面に巣を作ります。男性と女性の両方が順番に卵を孵化させます。彼らはアフリカでは渡り鳥で冬です。
食性
食虫性
一般的な情報
行動
海岸や河川の中流域、湖、池、沼、水田、畑等に生息する。渡りの時期には、山地の開けた草原に飛来することもある。 食性は動物食で、昆虫類、ミミズ類などの節足動物を食べる。ユスリカ類の小型昆虫をよく食べる。水田や干潟などで採食することもある。俗に千鳥足と呼ばれるジグザグとした移動と静止を織り交ぜて素早く獲物に詰め寄り捕食する。浅い水辺で片脚を震わせて地面を叩くようにして、水生昆虫をおびき出して捕食することもある。 繁殖形態は卵生。海岸の砂浜や埋立地、内陸の畑や造成地などに巣をつくる。浅い窪地を掘り小石や貝殻等を敷いた巣に、日本では4-7月に1回に3-4個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は24-25日。親は巣に外敵が近づくと翼を広げて身を屈め傷ついた振り(擬傷)をして巣から離れ、外敵の注意を巣から反らす。雛はその間じっとして動かず、保護色により周囲の小石と区別がつきづらくなる。雛は孵化後半日ほどで巣を離れ、親と一緒に採食するようになる。生後24-29日程で飛翔できるようになり、その後8-25日で独立する。生後1-2年で性成熟する。「ピィ」、「ピィピョ」と鳴き、繁殖期には「ビュービュー」と鳴きながら飛翔する。
分布
ユーラシア大陸の中緯度地方以北の熱帯から亜寒帯地域の広範囲で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北部やユーラシア大陸南部で越冬する。 日本では亜種コチドリが夏季に本州、四国、九州で繁殖する(夏鳥)。西日本以南の暖地では少数が越冬する(留鳥)。南西諸島では冬鳥。
ステータス
国際自然保護連合(IUCN)により、レッドリストの軽度懸念(LC)の指定を受けている。個体数は安定傾向にある。 日本では以下の都道府県でレッドリストの指定を受けている。 絶滅危惧IB類 - 三重県 重要保護生物(B) - 千葉県(環境省の絶滅危惧IB類相当) 絶滅危惧II類 - 東京都、大阪府 準絶滅危惧 - 富山県、福井県、長野県、和歌山県、大分県 希少種 - 滋賀県(環境省の準絶滅危惧相当) その他 注目種 - 神奈川県 要注目種 - 兵庫県 情報不足 - 岩手県、長崎県
Photo By Frebeck , used under CC-BY-SA-3.0 /Cropped and compressed from original