Cormura brevirostris
( Cormuraの一種) 学名 : Cormura brevirostris 属 : Cormura
Cormura brevirostris, ( Cormuraの一種)
学名: Cormura brevirostris
属: Cormura
説明
成虫の体長は通常7cm、体重は7~11gで、この仲間では比較的小型である。柔らかく密生した毛皮が胴体と翼の内側を覆い、上面・下面ともに毛皮の中ほどと大腿骨の中ほどまで達している。毛色は褐黒色または赤褐色で、上面は濃く、下面は淡い。翼は黒色で、膜はくるぶしまで伸びている。尾は脚の間の膜の真ん中から出ているが、それ以上には伸びていないのでシルエットでは見えない。尾の長さは約1.5cmだが、膜の上に見えるのは先端の1~3mm程度。この種のオスは、翅の前方表面の膜の中央に嚢があり、膜の端からほぼ肘まで達している。このことは、嚢が胴体にかなり近い位置にある他のすべての嚢翼コウモリと区別できる。
生息環境
南部では、エクアドル東部とペルーからボリビア北部を経てブラジル中央部まで生息している。さらに北ではコロンビア、ベネズエラ、ガイアナ全域、中央アメリカではニカラグア東部まで生息している。亜種は確認されていない。生息地は亜熱帯または熱帯の湿った低地林。
一般的な情報
行動
チェストナット・サック・ウィングド・バット(Chestnut sac-winged bat)は、樹冠直下やその周辺の隙間や開口部で昆虫を捕食する。主に夕暮れ直後と夜明け前に活動し、日中は木の空洞や倒れた丸太の中で休んでいる。最大5匹までの小さな群れで生活し、それぞれの群れにはメスは1匹もいない。コウモリのエコロケーション・コールは3つの短いパルスで構成され、各パルスは最後のパルスより高く、25~32kHzになる。この周波数は、長距離を飛ぶ昆虫の探知に最適である。繁殖はパナマでは4月から5月にかけて行われると報告されているが、他の地域では異なる時期に行われる可能性もある。