シロミミキジ
( Crossoptilonの一種) 学名 : Crossoptilon crossoptilon 属 : Crossoptilon
シロミミキジ, ( Crossoptilonの一種)
学名: Crossoptilon crossoptilon
属: Crossoptilon
Photo By Dubi Shapiro
説明
全長86-96センチメートル。翼長オス27.2-34センチメートル、メス26.5-30.8センチメートル。体重オス1.8-2.8キログラム、メス1.6-2キログラム。尾羽の枚数は20枚で、中央部の尾羽は房状にならない。頬から後頭にかけて羽毛がやや伸長する。ミミキジ属の属名Crossoptilon、および種小名crossoptilonは「房状の羽」の意で、頬から伸長する羽毛に由来する。また和名や英名earedはこの羽毛が耳のように見えることに由来する。しかし本種の羽毛は属内では発達せず不明瞭。頭頂の羽衣は黒い。尾羽は紫みを帯びた白や灰色で、先端は青緑色。 顔には羽毛が無く、赤い皮膚が裸出する。虹彩は橙色。嘴は赤みを帯びた黄色。 卵は長径6センチメートル、短径4.2センチメートル。殻は淡灰色や淡褐色、灰緑色。 C. c. crossoptilon 胴体の羽衣は白く、翼は暗灰色。 C. c. dolani 全身の羽衣は淡灰色、腹部の羽衣は白い。 C. c. drouynii 全身の羽衣は白い。 C. c. harmani チベットシロミミキジ 全身の羽衣は灰色や青灰色、腰の羽衣や尾羽基部の上面を被う羽毛(上尾筒)は白い。
サイズ
96 cm
食性
草食性
一般的な情報
行動
標高3,000-5,000メートルにある森林などに生息する。冬季になると標高2,400-2,800メートル周辺まで移動する。 食性は雑食で、球根、果実などを食べる。 繁殖形態は卵生。木の根元に卵を産んだ例があり、4-7回の卵を産む。抱卵期間は24-25日。
分布
C. c. crossoptilon 中華人民共和国(雲南省北西部、四川省西部) C. c. dolani 中華人民共和国(青海省南部) C. c. drouynii 中華人民共和国(チベット自治区南東部) C. c. harmani チベットシロミミキジ インド北部、中華人民共和国(チベット自治区南東部)
Photo By Dubi Shapiro