オオルリ
( オオルリ属の一種) 学名 : Cyanoptila cyanomelana 属 : オオルリ属
オオルリ, ( オオルリ属の一種)
学名: Cyanoptila cyanomelana
属: オオルリ属
Photo By Alpsdake , used under CC-BY-SA-3.0 /Cropped and compressed from original
説明
オオルリは全国の市街地、河川や湖沼、森林などで見られる夏鳥です。高く澄んだ鳴き声が美しく、ウグイス、コマドリと共に日本三鳴鳥に数えられます。鳴き声だけでなく姿も美しいことから、かつてはペットとして人気がありましたが、現在では鳥獣保護法により捕獲が禁止されています。
サイズ
17 cm
色
茶
グレー
白
青
巣の配置
木
食性
食虫性
一般的な情報
行動
低山帯から亜高山帯にかけての山地や丘陵に生息し、とくに渓流沿いのよく茂った森林に多く、飛翔している昆虫を捕食する。クモ類なども捕食する。渓流沿いの岩壁や土壁のくぼみなどにコケを用いて巣をつくる。なわばりを持ち、林の中の湖のほとりや、牧場と林の境などでも見られる。繁殖期に雄は木の梢で豊富な声量でさえずる。渡りの時期には市街地の公園でも観察される。
分布
旧北区。中国東北部、ウスリー、朝鮮半島や日本で繁殖し、インドシナ半島から大スンダ列島、フィリピンなどに渡って越冬する。 日本には夏鳥として4月下旬ごろに渡来し、南西諸島を除く北海道から九州までの全国各地で繁殖する。10月ごろまで見られる。
ステータス
国際自然保護連合(IUCN)により、レッドリストの軽度懸念(LC)の指定を受けている。 日本では以下の都道府県でレッドリストの指定を受けている。かつては美しい姿や鳴き声を楽しむ為に昔から飼い鳥として人気があり、キビタキ、コマドリ、ミヤマホオジロと並ぶ和鳥四品のひとつであった。現在は鳥獣保護法により愛玩飼育は規制されているが、未だに毎年違法な飼育が相次いでいる。 重要保護生物(B) - 千葉県(環境省の絶滅危惧IB類相当) 絶滅危惧II類 - 山形県、東京都北多摩(南多摩と西多摩は準滅危惧種) 準絶滅危惧種 - 神奈川県、大阪府、和歌山県、山口県、福岡県 希少種 - 茨城県、滋賀県(環境省の準絶滅危惧種相当) 地帯別危惧 - 埼玉県 要注目種 - 兵庫県 留意 - 岡山県 豊橋総合動植物公園がオオルリの繁殖賞(自然、人工:1991年、2003年)を受賞した。