キタタキ
( クマゲラ属の一種) 学名 : Dryocopus javensis 属 : クマゲラ属
キタタキ, ( クマゲラ属の一種)
学名: Dryocopus javensis
属: クマゲラ属
Photo By Ayuwat Jearwattanakanok
説明
アジアに分布するキツツキ類の中では最も大きい部類で、体長は42cmから48cmに達する。雄の頭頂部の羽毛と頬の斑点は赤。雌はそれらの赤い羽毛部分がない。上半身は黒い羽毛で覆われ、下半身や羽毛の先端の白い部分とコントラストをなす。足には4つの爪があり、うち2つは後ろ向きである。尾羽は硬い。全体としてクマゲラに似た大きさと姿をしているが、クマゲラが体全体が黒いのに対し、キタタキは下半身が白い点が異なる。
サイズ
48 cm
巣の配置
空洞
食性
食虫性
一般的な情報
行動
1000mを超える高密度の山林に生息する。クリ、カシ、ポプラ、ニレといった樹木に見られる。枯れ木の幹の空洞に営巣することを好み、樹皮で餌となる昆虫を探す。4月から5月にかけて繁殖期を迎え、雌は3個ないし4個の卵を産む。日の出前から日没まで巣を出て餌を探し回る。枝から枝へと素早く移ることができ、危険を察知するとすばやく木の空洞に逃げ込む。
分布
インドの西ガーツ山脈からマレーシア・中国・フィリピン・朝鮮半島にかけての常緑樹林に生息する。かつては日本の対馬にも生息していた(後述)。東洋区系の鳥であり、朝鮮半島、対馬は本種の生息域としてはかなり北に孤立している。
ステータス
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001)) 朝鮮半島・日本産亜種 キタタキ Dryocopus javensis richardsi 絶滅(環境省レッドリスト)