カシラダカ
( ホオジロ属の一種) 学名 : Emberiza rustica 属 : ホオジロ属
カシラダカ, ( ホオジロ属の一種)
学名: Emberiza rustica
属: ホオジロ属
Photo By Gin tonic , used under CC-BY-SA-3.0 /Cropped and compressed from original
説明
体長が約15 cm、翼開長が約24 cm。後頭部に短い冠羽がある。雄の夏羽は、頭部が黒く目の上から白い側頭線がある。体の上面は茶色で黒い縦斑がある。体の下面は白色である。雄の冬羽と雌は、頭部と体の上面に淡褐色になる。外観はホオジロのメスに似ている。
サイズ
15-15 cm (5.75-6 in)
色
茶
黒
ブロンズ
白
巣の配置
地面
食性
穀食性
一般的な情報
行動
平地から山地の明るい林や林縁、草地、農耕地、アシ原に生息する。繁殖期はつがいで生活するが、それ以外は数羽から100羽程の群れを作って過ごす。 巣は地上または枝の上に椀形ものを作る。卵数は4~6個である。 越冬時は地上を跳ね歩きながら時々冠羽を立てて、草木の種子を採食している。 地鳴きは「チッ、チッ」。越冬期の後期では日本でも囀りを聴くことができる。ホオジロやアオジ等より早口で複雑な囀りである。囀りを日本語で表記するのは簡単ではない。
分布
スカンジナビア半島からカムチャッカ半島までのユーラシア大陸高緯度地域と、アリューシャン列島で繁殖し、冬季は中国東部に渡り越冬する。また、中央アジアに渡る個体もある。 日本では冬鳥として、九州以北に渡来する。
ステータス
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは、2016年から危急種(VU)の指定を受けている。日本の高知県で、準絶滅危惧(NT)の指定を受けている。