オオジュリン
( ホオジロ属の一種) 学名 : Emberiza schoeniclus 属 : ホオジロ属
オオジュリン, ( ホオジロ属の一種)
学名: Emberiza schoeniclus
属: ホオジロ属
Photo By Charles J. Sharp , used under CC-BY-SA-3.0 /Cropped and compressed from original
説明
全長14.5cm。翼は赤褐色の羽毛で覆われ、黒い縦縞状の斑紋が入る。 オスの冬羽の頭部は赤褐色で、夏羽では喉にかけて黒くなる。これは羽毛が生え換わるからではなく、冬羽の赤褐色の部分が摩耗し、より内側の黒い部分が表に現れてくることによる。嘴の基部から頬へ向かう斑紋(頬線)は白い。頸部から腹面は白く、顎線と繋がる。背面は赤褐色に黒い縦縞が入る。腹面は白い。オスの冬羽はメスに似るが、喉が黒い斑紋で囲まれる。メスは頭頂部と頬が褐色、眼上部にある眉状の斑紋(眉斑)と頬線は黄褐色。背面には灰褐色と黒の縦縞が入る。腹面は灰褐色の羽毛で覆われ、体側面には褐色の縦縞が入る。
サイズ
15 - 18 cm
寿命
11年
巣の配置
地面
摂食習慣
その自然の食物は、幼いときは昆虫からなり、そうでなければ種子からなる。
食性
穀食性
よくある質問
一般的な情報
行動
河川や湖沼周辺の草原や湿原等に生息する。秋季や冬季は小規模な群れを形成し生活する。 食性は雑食で、種子、昆虫類等を食べる。アシ等の茎に縦に止まり、葉の鞘を剥がし中にいる昆虫類を捕食する。また地上を跳ね歩きながら餌を採食することもある。 繁殖形態は卵生。繁殖期にはつがいで生活し縄張りを形成するが、巣は比較的集中して作られコロニー状になることもある。草の根元等に枯草等を組み合わせたお椀状の巣を作り、5-7月に1回に4-5個の卵を産む。雌雄とも抱卵し、抱卵期間は12-14日。雛は孵化してから10-13日で巣立つ。
分布
アフリカ大陸北部、ユーラシア大陸、日本 夏季はユーラシア大陸の中から高緯度地域で繁殖し、冬季はアフリカ大陸北部やユーラシア大陸南部へ南下し越冬する。日本では亜種オオジュリンが夏季に北海道と東北地方で繁殖し、冬季に本州以南に南下し越冬する。
ステータス
世界的に脅かされていません。