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アオツラミツスイ

アオツラミツスイ属の一種)
学名 : Entomyzon cyanotis 属 : アオツラミツスイ属

アオツラミツスイ, ( アオツラミツスイ属の一種)
学名: Entomyzon cyanotis
属: アオツラミツスイ属
アオツラミツスイ (Entomyzon cyanotis) Photo By Francesco Veronesi , used under CC-BY-SA-2.0 /Cropped and compressed from original

説明

アオツラミツスイは、全長26-32cm、平均29.5cmの大型のミツスイ類で、成鳥の翼長44cm、体重約105g。全体的な形態として、先端が丸みを帯びた幅の広い翼に中型の角尾を持つ。やや下向きに曲がった頑丈なくちばしは頭骨より短く、長さは3.0-3.5cmである。くちばしの基部は淡青色で、先端は黒い。足は緑黒色。本種は眼の周りの裸出した青い皮膚によって容易に確認される。虹彩は黄白色。頭部と喉はほかの部分と違って黒っぽさが目立ち、後頸近くともう一つ頬に白い縞がある。上面の上背や背、翼とも金色がかったオリーブ色で、初列および次列雨覆の縁は暗いオリーブ褐色であり、下面は白い。 巣立ったばかりの幼鳥は、頭部、顎、胸の中央部分が灰色で、上面は褐色であり、それ以外の下面は白い。次の換羽の後、幼鳥はより成鳥によく似て、同じような羽衣を持つが、それらの顔の斑により見分けられる。巣立ったばかりの個体の裸出した顔の皮膚は黄色く、ときに眼の先に青色の小さい斑があり、また、6か月からそれより月を経た個体の皮膚は通常、より緑色を帯びるようになり、そして生後およそ16か月で成鳥の青い顔の斑になる前に、眼の下が暗青色に変わる。アオツラミツスイは、10月ないし11月に換羽し始め、初列風切羽に始まり、2月までにそれらを交換する。その体羽はどこでも12月から6月に、また尾羽は12月から7月のうちに生え換わる。 特徴的な色を持つアオツラミツスイは、羽衣が鈍色なハゲミツスイ類 (friarbirds) やスズミツスイ類 (miners) ミミダレミツスイ類 (wattlebirds) とは配色において異なり、また、同じような色彩のハチマキミツスイ属 Melithreptus に分類されるミツスイ類よりかなり大きい。飛翔の際、白い翼斑のある亜種 E. c. albipennis は、khaki-backed butcherbird(黄褐色の背を持つモズガラス)とも形容された。
サイズ
26 - 32 cm
グレー
摂食習慣
アオツラミツスイは通常、7羽までの小群で木立の枝葉に入って餌を探す。ときに最大30羽個体にもなる大きな群れも報告されており、また、本種はヒメハゲミツスイ (Philemon citreogularis) との採餌混群(英語版)に認められることがある。それらの食餌の大部分は、ゴキブリ、シロアリ、バッタのほか、キジラミ(英語版)、カイガラムシ(カタカイガラムシ科 Coccidae)、カメムシ(カメムシ科 Pentatomidae)、それにキクイムシ、コガネムシ類(コフキコガネ亜科 Melolonthinae)、コメツキムシ(Xanthophaea 属)、ゴミムシダマシ類(Chalcopteroides 属、Homotrysis 属)、ハムシ(Paropsis 属)、テントウムシ(Scymnus 属)、ゾウムシ(ゾウムシ科 Curculionidae、例えば Prypnus 属〈Platypus australis など〉や Mandalotus 属、Polyphrades 属の各種)のような甲虫類のほか、ハエ、ガ、ハナバチ、アリ、クモなどからなる。 小さなトカゲを捕食することも報告されている。餌はたいてい攻撃的に捕らえる (sallying) が、探しながら少しずつ集める (glean) こともある。カカドゥ国立公園では、本種はよくパンダナス(タコノキ属)の Pandanus spiralis の葉の根元で餌を探す。 それら以外の食餌としては、植物からの花粉、ベリー、蜜などで、ススキノキ属 (Xanthorrhoea) やユーカリ (Eucalyptus) の scarlet gum (Eucalyptus phoenicea) など、それにバナナあるいは特にブドウのような栽培作物からのものによる。一般に、例えば Darwin woollybutt (Eucalyptus miniata)、ストリンギーバーク (Darwin stringybark、Eucalyptus tetrodonta) 、long-fruited bloodwood (Corymbia polycarpa) の花のような、椀の形をしたところで採食することを好み、続いてバンクシア (Banksia) ないし メラレウカ (Melaleuca) のようなブラシ状の花序の花やグレヴィレア属 (grevillea) など管の形を持つような花は、他のものとともに、たまにしか選ばなかった。 通常、とても好奇心旺盛で気さくな本種は、よくキャンプ場に侵入し、食べられる果実や昆虫、ジャムや蜂蜜の容器からの残り物などを探し、特に牛乳がお気に入りである。親鳥は雛の餌に、昆虫、果実、蜜、それにミルクを吐き戻していることが記録されている。
生息環境
彼らは熱帯雨林、乾燥した硬膜(ユーカリ)の森、開いた森林、パンダヌスの茂み、ペーパーバーク、マングローブ、水路、半乾燥地域のより湿った地域、そして都市部の公園、庭園、ゴルフコースに生息しています。青い顔のミツスイが見られるユーカリが支配する森林地帯の下層階は、最も一般的にはTriodiaなどの草で構成されていますが、場合によっては、低木またはグレビレア、ペーパーバーク、ワトル、クックタウンアイアンウッドなどの小さな木で構成されています(Erythrophleum chlorostachys)またはビリーゴートプラム(Terminalia ferdinandiana)。
食性
雑食性

一般的な情報

行動

アオツラミツスイの社会構造は、今まであまり研究されていない。つがいや家族群および小さな群れに出くわすと、アオツラミツスイはときにコシジロミツスイ (Manorina flavigula) の群れとともに行動している。かれらは、タカ類(ハイタカ属 Accipiter の種)、アカチャアオバズク (Ninox rufa) 、オーストラリアオニカッコウ (Eudynamys orientalis) のような潜在的な脅威に対して集団で擬攻撃する。また、協同繁殖のいくつかの証拠があり、繁殖するいくつかのつがいに1羽以上のヘルパー(育雛に協力する鳥)が記録されている。親鳥は、侵入者を営巣場所から追い払うために、イヌ、フクロウ、オオトカゲなどや、ハシブトゴイ (Nycticorax caledonicus) にも急降下して攻撃する。 2004年に発表されたクイーンズランド州中部の森林が所どころ残る区域における調査では、農業のためにその大部分を失った地域で、アオツラミツスイないしクロガオミツスイ (Manorina melanocephala) がよく見られ、減少する鳥類の種の多様性を示した。この結果は、より小規模な区域において顕著であった。その研究では、侵攻的な2種が生息する疎林の保存区域は、多様性を維持するために20ヘクタール以上の広さがなければならないとしている。 社会性を持つ鳥類であるアオツラミツスイは、集団になると騒がしいことがある。集団採餌のとき、本種は柔らかく囀るような鳴き声により互いに連絡を取り合っていると考えられる。 マッカイでは、一群が興奮したように鳴いて樹頂より10-12m上空に飛び立つと、一見遊ぶように、空中のカラバリー(コロボリー、corroboree)にも例えられるように飛び回っている。クイーンズランド州プロセルピナ(英語版)では、1羽がカササギフエガラス (Cracticus tibicen) の若鳥の真似をして遊ぶのが記録されている。アオツラミツスイは水浴を好むことが報告されており、15-20羽の群れが、1羽ずつ水たまりに飛び込み、他のものは周囲の梢にとまって羽づくろいをするのが観察されている。

分布

アオツラミツスイは、オーストラリア北西部のキンバリー地域から、東のトップエンドおよびクイーンズランド州にかけて生息し、ヨーク岬から南にクイーンズランド州東・中部におよぶ、おおよそカルンバ(英語版)、ブラックオール(英語版)、カナマラ(英語版)、カラウィンヤ国立公園(英語版)を結ぶ線の東に見られる。ニューサウスウェールズ州には斑状に分布し、ノーザンリバーズ(英語版)やノーザンテーブルランズ(英語版)地域から、海岸沿いに、南はナンブッカヘッズ(英語版)にかけて生息する。それより南のセントラルコースト(英語版)やセントラルコースト(英語版)には通常いないが、代わりにグレートディバイディング山脈西部のサウスウエストスロープス(英語版)やリベライナ(英語版)(リバリナ地方)、そしてマレー川にかけて生息する。ビクトリア州北部では普通種であり、その分布域はマレー川に沿って、南オーストラリア州南東部のボーダータウン(英語版)まで続いている。また、グランピアンズ地方でも見られ、特にストーエル(英語版)、アララト(英語版)、セントアーノー(英語版)辺りにおける、ビクトリア州南西部からのまれな報告がある。本種はときにアデレードにおよび、エアー半島より1例の報告がある。標高の分布域は、海抜0mから約850 mで、1,000m ではまれである。 ニューギニアにおいては、インドネシアのパプア州のうち南東端部にあるメラウケ(英語版)および東のパプアニューギニア南西部のトランスフライ (Trans-Fly) 地域にかけて生息する。また、アルー諸島において記録されている。 アオツラミツスイは通常その分布域、特にノーザンテリトリー、クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州のほぼ全域において留鳥であると考えられる。しかし一方で、多くの地域(一般に南回帰線の南)では、その年の時節において、生息したりしなかったりするようにとらえられるが、これは季節的な渡りによる移動というより、むしろ放浪性の移動によると考えられる。ニューサウスウェールズ州中央部のウェリントン(英語版)辺りでは、本種が冬季にわたり記録され、タルブラガー川(英語版)の周辺では秋に、より一般的に見られている。ニューサウスウェールズ州北部のインベレル(英語版)周辺に周年生息する本種は、1月から5月には東に、6月から7月には西に飛んでいることが記録されている。クイーンズランド州南東部のジャンドウェ(英語版)では、本種は定期的に3月から6月に北や東に移動し、7月から8月に南や西に戻ることが記録され、春や夏にはその地域にいなかった。 1983年から1997年の間に422羽のアオツラミツスイが、移動およびその寿命の観察のために足環をつけられた。これらのうち109個体が最終的に回収され、107個体は足環をつけた地点から10kmの範囲内であった。寿命についての記録は、クイーンズランド州中部のキンガロイ(英語版)で1990年5月に足環をつけた個体が、8年3.5か月後の1998年9月に、約2km離れた路上で死んでいるのが見つかっている
アオツラミツスイ (Entomyzon cyanotis) アオツラミツスイ (Entomyzon cyanotis) Photo By Francesco Veronesi , used under CC-BY-SA-2.0 /Cropped and compressed from original
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