ルリカケス
( カケス属の一種) 学名 : Garrulus lidthi 属 : カケス属
ルリカケス, ( カケス属の一種)
学名: Garrulus lidthi
属: カケス属
Photo By Lars Petersson
説明
全長38センチメートル、体重170-196グラム。翼長15-18センチメートル。頭部から頸部にかけての羽衣が紫がかった濃青色(瑠璃色)で、和名の由来になっている。額や喉の羽衣は黒く、喉に白い斑点が入る。背と胸部から腹部にかけての羽衣は赤褐色。尾羽や翼は濃青色で、尾羽先端や風切羽先端は白い。また尾羽に黒く細い横縞が入る。 嘴は象牙色で、基部は青みを帯びる。 幼鳥は羽衣が褐色がかり、尾羽や翼の白色部がない。
サイズ
38 cm
食性
雑食性
一般的な情報
行動
主にスダジイやタブノキからなる常緑広葉樹林に生息するが、農耕地にも生息する。非繁殖期には数羽から30羽の小規模な群れを形成し生活する。 食性は雑食で、昆虫、クモ、爬虫類や両生類、鳥類の卵、果実、種子などを食べる。地表でも樹上でも採食を行う。種子の貯蔵を行い、それらの散布にも役立っているとされる。 繁殖形態は卵生。繁殖期にはペアで生活する。主に樹洞や幹の隙間、着生植物の茂中などに木の枝を用いた台座と、細い草や小枝などを組み合わせたお椀状の産座からなる巣を作る。岩の隙間、天井裏、巣箱にも営巣する。2-5月に一腹に3-7個の卵を産む。抱卵期間は約18日、巣立ちまでに25日前後。
分布
日本(奄美大島、加計呂麻島、請島)固有種。 徳之島では1920年に発見例があるが以後は確実な発見例が無い。そのため飼育個体が脱走した可能性もある。