ミゾゴイ
( ミゾゴイ属の一種) 学名 : Gorsachius goisagi 属 : ミゾゴイ属
ミゾゴイ, ( ミゾゴイ属の一種)
学名: Gorsachius goisagi
属: ミゾゴイ属
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説明
全長49センチメートル。翼長25 - 29センチメートル。翼開張80 - 90センチメートル。体重470 - 530グラム。頭頂は濃赤褐色。体上面は赤褐色。体下面の羽衣はクリーム色で、黒い縦縞が入る。翼には黒い斑点が入る。 上嘴の色彩は黒、下嘴は黄色。後肢の色彩は黒緑色。
サイズ
41 - 81 cm
巣の配置
地面
食性
肉食性
一般的な情報
行動
標高1,000メートル以下にある、平地から低山地にかけての森林に生息する。沢の周辺で採食・営巣することを好むが、これは沢の周辺は湿度が高いうえに土壌が厚いので獲物が豊富なためだと考えられている。単独もしくはペアで生活する。2007年および2008年にあきる野市で行われた巣の観察例では、採食や雛への給餌は昼間のみ行われていたという報告もある。危険を感じると頸部を伸ばして上を見上げて外敵に向かって下面を向け、木の枝に擬態する。 昆虫、サワガニなどの甲殻類、陸棲の貝類、ミミズなどを食べる。森林内の河川、湿原、地表などを徘徊し獲物を捕食する。 繁殖様式は卵生。ケヤキやコナラ・サクラなどの樹上に営巣することが多いが、地域によってはマツ類の樹上にも営巣する。太い樹上に木の枝を組み合わせた巣を作り、5 - 7月に3 - 4個の卵を産む。抱卵期間は20 - 27日。雛は34 - 37日で巣立つ。
分布
インドネシア、中華人民共和国南東部、台湾、大韓民国、日本、フィリピン、ロシア東部 ほぼ日本(本州、四国、九州、伊豆諸島など)で繁殖するが、台湾や済州島でも繁殖した例がある。冬季になると主にフィリピンへ南下し越冬するが、台湾や日本(九州、南西諸島)でも少数個体が越冬する。パラオに飛来した例もある。