シベリアエゾセンニュウ
( Locustellaの一種) 学名 : Helopsaltes fasciolatus 属 : Locustella
シベリアエゾセンニュウ, ( Locustellaの一種)
学名: Helopsaltes fasciolatus
属: Locustella
Photo By dmitryshtol , used under CC-BY-NC-4.0 /Cropped and compressed from original
説明
全長18cm。センニュウ類では最大で、ほぼオオヨシキリ大である。雌雄同色。背面は濃褐色でやや赤みをおびる。腹面は褐色の羽毛で覆われる。顔から喉にかけては灰褐色。眼上部にある眉状の斑紋(眉斑)は白い。
サイズ
18 cm
食性
食虫性
一般的な情報
行動
平地にある湿地林(ヤナギ類やニワトコなどの植生)や河畔林、低木林の外縁、低木が生えた草原などに生息する。暗い場所を好む傾向がある。 食性は動物食で、昆虫類、クモなどを食べる。樹上を移動しながら獲物を捕食する。 繁殖形態は卵生。繁殖期には縄張りを形成する。丈の長い草や樹上に枯草などを組み合わせた皿状の巣を作り、日本では6-7月に3-5個の卵を産む。メスのみが抱卵する。 繁殖期は夕方から夜間、朝方にかけてさえずる。
分布
インドネシア、オーストラリア、韓国、中国(香港含む)、北朝鮮、台湾、日本、パプアニューギニア、フィリピン、モンゴル人民共和国、ロシア 夏季にウスリー、サハリン、シベリア南部などで繁殖し、冬季にフィリピンやニューギニア島などへ南下し越冬する。 日本では夏季に繁殖のため北海道(蝦夷)へ飛来(夏鳥)し、和名の由来になっている。本州以南では旅鳥として出現し、特に春の渡りの時期には、低地の林や公園林の中でさえずりが聞かれる。南西諸島では少数が越冬する。
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