シマセンニュウ
( Locustellaの一種) 学名 : Helopsaltes ochotensis 属 : Locustella
シマセンニュウ, ( Locustellaの一種)
学名: Helopsaltes ochotensis
属: Locustella
Photo By igor-dvurekov , used under CC-BY-NC-4.0 /Cropped and compressed from original
説明
全長15.5cm。背面は緑褐色、体側面は淡褐色、腹面は白い羽毛で覆われる。尾羽は短く、黒い横縞が入り先端は白い。 眼上部にある眉状の斑紋(眉斑)は淡黄色。嘴の基部から眼を通り後頭部へ続く筋状の斑紋(過眼線)は黒い。
サイズ
15 cm
食性
食虫性
一般的な情報
行動
海岸部の草原や湿原、牧草地等に生息する。草原の草の中に潜るようにして生活しているため、さえずり飛翔時以外で姿を発見することは困難である。 食性は動物食で、昆虫類、節足動物等を食べる。草から草へ敏捷に移動しながら餌を探す。 繁殖形態は卵生。草の根元等にイネ科の植物枯草を組み合わせた皿状の巣を作り、日本では6-7月に1回に4-6個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は約13日程。
分布
インドネシア、中華人民共和国、日本、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、ロシア東部 夏季は日本やサハリン、オホーツク海西岸部、カムチャツカ半島等で繁殖し、冬季はフィリピンやボルネオ島等へ南下し越冬する。比較的分布の狭い種である。 日本では夏季に繁殖のため北海道に飛来する(夏鳥)。道東、道北では比較的数が多い。本州以南では旅鳥として春と秋の渡りの時期に通過するが、観察される機会は少ない。