ウグイス
( Horornisの一種) 学名 : Horornis diphone 属 : Horornis
ウグイス, ( Horornisの一種)
学名: Horornis diphone
属: Horornis
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説明
ウグイスは全国各地の林や藪に生息します。春を告げる「ホーホケキョ」という鳴き声は、実は繁殖期のオスのみが発する声で、メスに求愛や縄張りの安全を伝えるなどの役割を果たしています。現在では飼育が禁止されていますが、江戸時代にはペットとして人気があったと伝えられています。
サイズ
18 cm
色
茶
グレー
白
巣の配置
低木
生息環境
日本のウグイスは、日本(北海道を除く)とフィリピン北部で一年中居住しています。夏には日本のウグイスは北海道、満州、韓国、中国中部でも見られます。冬には、スズメガは中国南部と台湾でも見られます。 1929年から1941年の間にハワイのオアフ島に導入され、その後、ハワイアンチェーンの他の南東の島々に広まりました。夏には、丘陵地帯から高山地帯まで広がり、竹の茂みや黒松が好まれます。冬には標高の低い場所でのカバーを求めます。
食性
食虫性
一般的な情報
行動
食性は雑食だが、夏場は主に小型の昆虫、幼虫、クモ類などを捕食し、冬場は植物の種子や木の実なども食べる。繁殖期は初夏で、オスは縄張りをつくり「ホーホケキョ」と1日に1000回ほど鳴くことがある。横穴式の壺形の巣をつくり、4–6個の卵を産み、メスが雛を育てる。亜種のハシナガウグイスは、2-3個の卵を産み、オスも雛への給餌を行う。 鳴き声 さえずりは「ホーホケキョ、ホーホケキキョ、ケキョケキョケキョ……」、地鳴きは「チャッチャッ」。 さえずるのは縄張り内を見張っているオスで、「ホーホケキョ」が他の鳥に対する縄張り宣言であり、巣にエサを運ぶメスに対する「縄張り内に危険なし」の合図でもある。「ケキョケキョケキョ」が侵入した者や外敵への威嚇であるとされており、これを合図に、メスは自身の安全のためと、外敵に巣の位置を知られないようにするためにエサの運搬を中断して身をひそめる。 平地にて鳴き始める季節が早春であることから春告鳥(ハルツゲドリ)の別名がある。本州中部あたりでは 2月初旬頃からさえずり始め、 8月下旬頃までがよく聞かれる時期だが、10月頃まで弱いさえずりが聞かれることがある。「ホーホケキョ」とさえずるのを初めて聞いた日を『ウグイスの初鳴日』と呼び、気象庁が生物季節観測に用いていたが、2021年(令和3年)1月以降はアジサイなどの植物のみを対象とした6種目9現象を継続し、ウグイスはそれ以外の種目・現象と共に観測対象から廃止された。 藤原敏行は古今和歌集で「うぐいす鳴く」と詠っている。古くは鳴き声を「ウー、グイス」または「ウー、グイ」と聴いていて、和名の由来であるとする説がある。また、『出雲風土記』には「法吉鳥」(ほほきどり)とある。近世になってから鳴き声が「法法華経」「宝法華経」などと表記されるようになった。 東京都台東区鶯谷の地名の由来は、元禄年間に京都の皇族の出である公弁法親王が「江戸のウグイスは訛っている」として、尾形乾山に命じて京都から3,500羽のウグイスを取り寄せて放鳥し、以後鳴きが良くなりウグイスの名所となったという逸話に由来する。 日本から持ち込まれたハワイに生息している種の鳴き声(さえずり)は日本に生息しているものと比較して単純化されていると国立科学博物館の筑波研究施設が発表した。これはハワイでは縄張り争いや繁殖の争いが日本に比べて激しくないためと推測されている。 音声データ 前鳴きから、ケキョ、ケキョ、ホーホケキョ、まで(背景にカラスの声入り)。 : 再生時間: 00:01:34、ファイルサイズ: 380KB ホーホケキョ、ホーホケキョ(2羽分の鳴き声を1ファイルに合成)。 : 再生時間: 00:00:03、ファイルサイズ: 60KB ホーホケキョ : 再生時間: 00:00:01、ファイルサイズ: 8KB ホーホケキョ : 再生時間: 00:00:01、ファイルサイズ: 8KB ホーホケキョ : 再生時間: 00:00:02、ファイルサイズ: 10KB
分布
種の範囲の定義により、分布域は多少変化するが、大まかにいって東アジアに生息する。 現代的な分類でのウグイス(マンシュウウグイスを含みチョウセンウグイスを含まない)は、日本(南西諸島を含む)、サハリン、東部・中部中国で繁殖し、南部・東南部中国、台湾、東南アジアで越冬する。 伝統的な(2000年代までの)分類に基づく場合、「広義の (sensu lato) ウグイス」(チョウセンウグイスも含む)の繁殖地には南東シベリア、中国東北部、朝鮮半島が加わる。「狭義の (sensu stricto) ウグイス」(マンシュウウグイスも含まない)は、日本(南西諸島を含む)とサハリンのみで繁殖し、南部・東南部中国、台湾で越冬する。 ハワイ諸島にも分布するが、これは日本から移入されたものである。 日本ではほぼ全国に分布する留鳥。ただし寒冷地の個体は冬季に暖地へ移動する。平地から高山帯のハイマツ帯に至るまで生息するように、環境適応能力は広い。笹の多い林下や藪を好むが、さえずりの最中に開けた場所に姿を現すこともある。英名の「Bush Warbler」は藪でさえずる鳥を意味している。警戒心が強く、声が聞こえても姿が見えないことが多い。
ステータス
国際自然保護連合(IUCN)により、軽度懸念(LC)の指定を受けている。 1950年から1979年まで愛玩飼養の対象種となっていたが、1980年に除外された。 日本では環境省により鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律で、法第二十六条第二項の環境省令で定める鳥獣の対象になっている。 日本の以下の都道府県でレッドリストの指定を受けている。 準絶滅危惧(NT) - 千葉県、東京都 その他(地帯別危惧) - 埼玉県