モズ
( モズ属の一種) 学名 : Lanius bucephalus 属 : モズ属
モズ, ( モズ属の一種)
学名: Lanius bucephalus
属: モズ属
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説明
一般的な情報
行動
開けた森林や林縁、河畔林、農耕地などに生息する。 食性は動物食で、昆虫 節足動物、甲殻類、両生類、小型爬虫類、小型の鳥類、小型哺乳類などを食べる。樹上などの高所から地表の獲物を探して襲いかかり、再び樹上に戻り捕えた獲物を食べる。 繁殖形態は卵生。様々な鳥(百の鳥)の鳴き声を真似た、複雑な囀りを行うことが和名の由来(も=百)。2-8月に樹上や茂みの中などに木の枝などを組み合わせた皿状の巣を雌雄で作り、4-6個の卵を産む。年に2回繁殖することもある。カッコウに托卵されることもある。メスのみが抱卵し、抱卵期間は14-16日。雛は孵化してから約14日で巣立つ。
分布
日本、中国東部から南部、朝鮮半島、ロシア南東部(樺太南部含む)に分布している。模式標本(L. b. bucephalus 亜種モズ)の産地(模式産地)は日本。日本の北海道、本州、四国、九州に分布している。 中国東部や朝鮮半島、ウスリー南部、樺太で繁殖し、冬季になると中国南部へ南下し越冬する。日本では基亜種が周年生息(留鳥)するが、北部に分布する個体群や山地に生息する個体群は秋季になると南下したり標高の低い場所へ移動し越冬する南西諸島では渡りの途中に飛来(旅鳥)するか、冬季に越冬のため飛来(冬鳥)する。
ステータス
国際自然保護連合(IUCN)により、軽度懸念(LC)の指定を受けている。 日本の以下の都道府県でレッドリストの指定を受けている。 絶滅危惧II類 - 東京都区部、北多摩(南多摩と西多摩は準絶滅危惧) 減少種 - 神奈川県