ウミネコ
( カモメ属の一種) 学名 : Larus crassirostris 属 : カモメ属
ウミネコ, ( カモメ属の一種)
学名: Larus crassirostris
属: カモメ属
説明
一般的な情報
行動
沿岸部や河口、干潟などに生息する。近年、東北地方の内陸部での記録も増えている。減農薬の水田が増えたからと考えられている。和名は鳴き声がネコに似ていることが由来とされる。 食性は雑食で、魚類、両生類、甲殻類、昆虫、動物の死骸などを食べる。他の鳥類が捕らえた獲物を奪う事もある。 繁殖形態は卵生。集団繁殖地(コロニー)を形成する。沿岸部の岩礁や草原などに木の枝や枯草、海藻などを組み合わせた皿状の巣を作り、日本では4-5月に1回に2-3個の卵を産む。2011年6月、東京都台東区上野のビルの屋上で、20から30つがいが営巣しているのが確認され、複数の幼鳥も確認された。他の鳥類、カイツブリやカルガモ・コアジサシ・スズメなどを捕食する可能性が懸念されている。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は24-25日。雛は孵化してから約40日で巣立つ。生後3年で性成熟すると考えられ、生後3-4年で成鳥羽に生え換わる。
分布
ロシア南東部、中国大陸東部、台湾、日本、朝鮮半島 冬季になると中華人民共和国東部などへ南下し越冬するか、ロシア南東部や朝鮮半島では周年生息する。日本では周年生息(留鳥)するが、冬季になると北海道や本州北部で繁殖する個体群は南下する個体が多い。
ステータス
世界的に脅かされていません。