シロカモメ
( カモメ属の一種) 学名 : Larus hyperboreus 属 : カモメ属
シロカモメ, ( カモメ属の一種)
学名: Larus hyperboreus
属: カモメ属
Photo By Andy Reago & Chrissy McClarren , used under CC-BY-2.0 /Cropped and compressed from original
説明
全長約71cm。翼開長約160cm。セグロカモメより大きい、大型のカモメ類である。4年で成鳥羽になる。成鳥夏羽は頭部から体の下面は白く、背中や翼の上面は淡い青灰色。冬羽では頭部から胸に褐色斑がある。嘴は黄色で、下嘴先端に赤い斑がある。足はピンク色。雌雄同色である。 幼鳥は全身が淡い褐色で、成長するにつれて体が白色化していく。また、背や肩羽に青灰色の部分が混じりだす。
サイズ
66-76 cm (26-30 in)
寿命
21年
巣の配置
崖
一回に産む卵の数
1 - 3 卵
摂食習慣
雑食性
生息環境
主に沿岸
食性
雑食性
よくある質問
一般的な情報
行動
繁殖期は、海岸付近や、河口、やや内陸に入った場所にある淡水湖などに生息する。あまり内陸深くに入らない。非繁殖期は海岸や港湾で見られるが、外洋に出て行くことはあまりない。繁殖期、非繁殖期とも群れで生活していることが多いが、日本への渡来は単独または小群で、他のカモメ類と混群を作っていることが多い。 食性は動物食で、魚類、甲殻類、海鳥の雛のほか、海獣の死骸なども食べる。 繁殖形態は卵生。砂地や海岸の岩の上、草地などに枯れ草や海藻を敷いて営巣する。繁殖時はコロニーを形成することが多い。繁殖期は5-7月で、2-3卵(稀に4卵)を産む。抱卵や育雛は雌雄共同で行う。 鳴き声は、ミャオーまたはクワー。
分布
ユーラシア大陸、北アメリカの北極圏やグリーンランド、アイスランドで繁殖する。冬季は、やや南下して越冬する。 日本へは冬鳥として渡来する。北海道、東北地方では普通種だが、関東以西では稀である。北海道では越夏する個体もいる。
ステータス
世界的に脅かされていません。