グアナイムナジロヒメウ
( Leucocarboの一種) 学名 : Leucocarbo bougainvillii 属 : Leucocarbo
グアナイムナジロヒメウ, ( Leucocarboの一種)
学名: Leucocarbo bougainvillii
属: Leucocarbo
説明
グアナイウはイワウ(英語名 Rock Cormant,学名 Phalacrocorax magellanicus)と外見的な特徴は似ているが、イワウより大きく、くちばしの先から尾の先までの長さは78cmと測定されている。 くちばしは赤の混じった下地に灰色をしている。顔は緑色の目をしていて赤い。バラ色の足を持つ。頭、首、そして背中の体の外側にあたる部分は黒い。喉、胸、そして胴体は白い。夏羽の時期は頭と首の側面に白い羽をもつようになる。
サイズ
76 cm
食性
魚食性
一般的な情報
行動
繁殖期は年中行われ、11月と12月にピークを迎える。平らな表面をもつ沖の島か、人里離れた岬のあるグアノ(糞石、海鳥の糞などが堆積して固まったもの)に巣をつくる。1m四方ごとに3つの巣を作るという高密度なコロニーを形成する。そこにグアナイウは約63×40mmの大きさの卵を2-3個産み落とすのである。 グアナイウは主にペルーカタクチイワシとペルーランプロースを餌として与えるが、それらは寒いフンボルト海流に生育している魚である。グアナイウはこのグアノの主たる生産者なのである。グアノの分解が終わり、過剰に魚が捕食されると1984年に見積もられた3億羽という数値から約30%の個体数が着実に減少していく結果となった。そのため、この種はIUCN(国際自然保護連合)によってNTリストに指定されている。 学名のbougainvilliiはフランスの探検家Louis Antonie de Bougainvilleを記念した名前に由来している。
分布
繁殖後、グアナイウの集団はチリの南部とエクアドルの北方に広がり、はるか北のパナマとコロンビアにまで及ぶ。これは恐らくエルニーニョの年に食料不足が起こることで大規模な散布が起こるためとみられる。 主要な生息地には、海の浅瀬と岩岸が含まれる。