 
  セグロセキレイ
  ( セキレイ属の一種)   学名 : Motacilla grandis  属 :   セキレイ属    
  セグロセキレイ, ( セキレイ属の一種) 
  学名: Motacilla grandis 
  属:  セキレイ属 
  Photo By Alpsdake , used under CC-BY-SA-3.0 /Cropped and compressed from original
  Photo By Alpsdake , used under CC-BY-SA-3.0 /Cropped and compressed from original   
 説明
 
  セグロセキレイは河川、湖沼、農耕地などに生息する留鳥です。着地や歩き回る際に尾羽を上下に振る動作が特徴です。つがいで過ごすことが多く、繁殖シーズン以外にも縄張りを持ちます。「ハクセキレイ」の侵入に伴い、個体数の減少が報告されている一方で、ハクセキレイの群れに混じって共存する場合もあるようです。 
    サイズ 
  23 cm 
    色 
  黒 
  白 
  巣の配置 
  地面 
  摂食習慣 
  セキレイは昆虫を食べる。 
    食性 
  食虫性 
  
  
 一般的な情報
 
 行動
 主に水辺に住むが、水辺が近くにある場所ならば畑や市街地などでも観察される。好む地形はハクセキレイに近いが、比較的河川の中流域などを好む傾向がある。瀬戸内海の大きな河川の少ない地域では、海岸沿いの堤防・波消しブロック上、干潟・砂浜で見られることも多い。ハクセキレイやキセキレイとは概ね棲み分けている。ただし最近では主にハクセキレイの分布拡大により生息地が重なるようになっている。 一年を通し、単独または番いで縄張り分散する。縄張り意識がとても強く、同種のほかハクセキレイ、キセキレイと生活圏が競合する場合には追いかけ回して縄張り争いをする様子がよく観察される。なお、他のセキレイと競合した場合に本種が強い傾向がある。 食性は雑食で、採食方法などもハクセキレイに似るが、本種は水辺の環境に依存しており、畑など乾いた場所での採食行動はあまり見られない。夜は近隣の森などに塒を取る。 繁殖形態は卵生。通常は年1回繁殖するが、年2回繁殖することもある。川岸の植物や岩の下、崖地の陰などに枯草などを用いて椀状の巣を作り、3-7月に4-6卵を産む。抱卵期間は11-13日で、主に雌が抱卵する。雛は14日ほどで巣立つ。 飛翔時に鳴き、地鳴きは「ジュビッ、ジュビッ」などでハクセキレイに似るが濁るところで判別できる。 さえずりも同様に少々濁って聞こえる。  
 
    
 分布
 日本(北海道、本州、四国、九州)では普通に見られる留鳥または漂鳥。積雪地でも越冬する場合が多い。 日本の固有種として扱われることが多いが、ロシア沿海地方沿岸部、朝鮮半島、台湾、中国北部沿岸部など日本周辺地域での観察記録もあり、まれに繁殖の記録もある。韓国では西海岸地域を除く河川で留鳥(局地的)に生息しているとの報告もある。(#ハクセキレイとの関係も参照)  
 
    
 ステータス
 ハクセキレイは、IUCNの懸念が最も少ないと分類されています。人口は安定しています。 
   
 
  
  
  
  
  
 

 
  
  
 