コサメビタキ
( サメビタキ属の一種) 学名 : Muscicapa dauurica 属 : サメビタキ属
コサメビタキ, ( サメビタキ属の一種)
学名: Muscicapa dauurica
属: サメビタキ属
説明
コサメビタキは夏鳥として4月頃に渡来し、平地から山地の広葉樹林や混交林に生息します。同属の「サメビタキ」よりも標高が低い場所に生息するので、この2種は棲み分けができています。枝に立ち止まり、飛んでいる虫を発見すると、飛び立って空中で捕獲して元の場所に戻ります。この行動は「フライングキャッチ」と呼ばれます。
サイズ
13 - 23 cm
巣の配置
木
食性
食虫性
一般的な情報
行動
平地から山地にかけての落葉広葉樹林に生息する。群れは形成せず、単独もしくはペアで生活する。 食性は動物食で、昆虫などを食べる。樹先などに止まり、飛翔している獲物を目掛けて飛翔し捕食する。 繁殖期に縄張りを形成する。日本では標高1,800m以下の落葉広葉樹林で繁殖する。高木の葉がない水平な樹上にウメノキゴケなどをクモの糸で付着させた樹皮やコケを組み合わせた皿状の巣を作り、日本では5-6月に1回に3-5個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は12-14日。雛は孵化してから12-14日で巣立つ。
分布
インド、インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、大韓民国、タジキスタン、中華人民共和国(香港含む)、朝鮮民主主義人民共和国、台湾、日本、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ブータン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス、ロシア東部 夏季にシベリア南部、朝鮮半島、ヒマラヤ山脈などで繁殖し、冬季はユーラシア大陸南部、インドネシア、フィリピンへ南下し越冬する。日本では基亜種が夏季に九州以北に繁殖のため飛来(夏鳥)する。