ジャワクマタカ
( クマタカ属の一種) 学名 : Nisaetus bartelsi 属 : クマタカ属
ジャワクマタカ, ( クマタカ属の一種)
学名: Nisaetus bartelsi
属: クマタカ属
Photo By Dubi Shapiro
説明
全長56 - 61センチメートル。背や翼・尾羽は濃褐色、下面は淡褐色。後頭には黒褐色の冠羽が発達する。嘴の基部から頸部へ向かう斑紋(顎線)は黒褐色。喉から胸部は濃褐色の縦縞、体側面や腹部・尾羽基部を被う羽毛(下尾筒)・人間でいう足の甲(ふ蹠)を覆う羽毛には褐色の横縞が入る。 虹彩は黄色。嘴は黒い。 卵は長径60 - 69.9ミリメートル、短径42 - 53.8ミリメートル。幼鳥は全身が橙色で、冠羽もあまり発達しない。翼の羽毛の外縁(羽縁)が淡褐色で、腹部などには横縞が入らない。虹彩は灰褐色。
サイズ
61 cm
食性
肉食性
一般的な情報
行動
標高200 - 1200メートルの低山地にある熱帯雨林に生息する。 クマネズミ属・ハイガシラリス属Callosciurusなどの齧歯類、コウモリ類、コモンツパイTupaia glisなどのツパイ科・ジャワルトンTrachypithecus auratus・カニクイザルの幼獣・スカンクアナグマMydaus javanensis・ジャワマメジカTragulus javanicus・マレーヒヨケザルなどの哺乳類、ジャワミヤマテッケイArborophila javanica・ガマグチヨタカ類Batrachostomus javensis・ミフウズラ・アオゲラ属Picus・キジバト属Streptopelia・シロガシラ属Pycnonotusなどの鳥類、ヘビ・アガマ科・トカゲ科などの爬虫類を食べた例がある。 繁殖様式は卵生。周年繁殖するとされるが、主に1 - 7月に繁殖する。斜面にある常緑樹の大木に巣を作る。1回に1個の卵を産む。抱卵期間は47 - 48日。雛は孵化してから60 - 70日で巣立つとされる。
分布
インドネシア(ジャワ島)固有種