マミジロアジサシ
( Onychoprionの一種) 学名 : Onychoprion anaethetus 属 : Onychoprion
マミジロアジサシ, ( Onychoprionの一種)
学名: Onychoprion anaethetus
属: Onychoprion
Photo By Aviceda , used under CC-BY-SA-3.0 /Cropped and compressed from original
説明
全長30-38cm。翼開長は76-81cm。頭頂部から後頭部、および通眼線は黒、胴体の背面は灰褐色、喉から顔、胸、腹面は白い羽毛で覆われる。額および眼上部にある眉状の斑紋(眉斑)は白く、和名の由来になっている。雌雄同色である。 嘴や後肢の色彩は黒い。
サイズ
32-38 cm (12.5-15 in)
巣の配置
地面
摂食習慣
主に魚
生息環境
暖かい海
食性
魚食性
一般的な情報
行動
熱帯や亜熱帯域の海洋(外洋を除く)に生息する。冬季は単独もしくは小規模な群れを形成して生活する。 食性は動物食で、魚類や甲殻類を食べる。主に海面近くを飛翔し嘴で獲物をつまみとったり、飛翔しながら空中で静止(ホバリング)し空中から急降下し獲物を捕食する。 繁殖形態は卵生。集団繁殖地(コロニー)を形成する。セーシェルでは7ヶ月間隔で繁殖する。日本では5-6月に海辺の岩礁や草地に、1回に1個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は28-30日。雛は生後55-63日で飛翔できるようになり、さらに35日後に独立する。 「クラー」「クー」と鳴く。
分布
太平洋、インド洋、大西洋の熱帯及び亜熱帯の島々、オーストラリア北部で繁殖する。非繁殖期は周辺海域に広く分布する。 日本では基亜種が夏季に宮古列島(宮古島)や八重山列島(石垣島、仲の神島)に繁殖のため飛来する(夏鳥)。本種の繁殖地としては北限にあたる。その他の地域ではまれに飛来する迷鳥で、これまでに北海道や本州、硫黄列島で記録されたことがある。
ステータス
世界的に脅かされていません。
Photo By Aviceda , used under CC-BY-SA-3.0 /Cropped and compressed from original