シジュウカラ
( シジュウカラ属の一種) 学名 : Parus minor 属 : シジュウカラ属
シジュウカラ, ( シジュウカラ属の一種)
学名: Parus minor
属: シジュウカラ属
説明
シジュウカラは白色の頬と喉から腹部にかけて見られる黒色のネクタイのような模様が特徴的です。住宅街や公園などにも現れ、人が設置した巣箱に巣作りすることも珍しくありません。
サイズ
13 - 14 cm
食性
食虫性
一般的な情報
行動
ごく普通に見られ市街地の公園や庭などを含む平地から標高の低い山地の林、湿原などに生息する。通常は渡りを行わないが、寒冷地に分布する個体や食物が少ない時には渡りを行うこともある。非繁殖期の秋季から冬季には数羽から10数羽、ときに数十羽の群れとなり、シジュウカラ科の他種も含めた小規模な混群も形成する。色々な場所に巣を作る巣箱も使う 和名は地鳴きの「ジジジッ」が「シジュウ」に聞こえることに由来する。 さえずりは甲高いよく通る声で、姿が双眼鏡を使っても見えないほどの遠くの距離で鳴いていても聞こえてくるくらい声量がある。 高い木などに止まり、「ツーピツーピ」「ツィピーツィピーツィピー」「チュチュパーチュチュパー」「パチュパチュパチュパチュパチュパ」「ツーピピッ」など20種類ほどあり、同じさえずりを数回繰り返す。 危険を感じた時などに鳴き声が変わる。 食性は雑食で、果実、種子、昆虫やクモなどを食べる。地表でも樹上でも採食を行う。 樹洞やキツツキ類の開けた穴の内側などに、メスが、主にコケを組み合わせ、覆うように獣毛やゼンマイの綿、毛糸などを敷いた椀状の巣を作り、日本では4–7月におよそ7–10個の卵を年に1-2回に分けて産む。卵の大きさは1.55-1.85cm × 1.25-1.40cm で、色は白色に小さな赤褐色や灰色の斑点がまばらにつく。メスのみが抱卵し、抱卵期間は12–14日。雛は孵化してから16-19日で巣立つ。
分布
日本を含む東アジア、ロシア極東に分布する。 近縁種の Parus major が、ユーラシア中部・西部・北アフリカに生息する。アムール川流域では2種が交雑なしに共存している。 日本では4亜種が留鳥として周年生息する。