クビワミフウズラ
( Pedionomusの一種) 学名 : Pedionomus torquatus 属 : Pedionomus
クビワミフウズラ, ( Pedionomusの一種)
学名: Pedionomus torquatus
属: Pedionomus
Photo By Don Roberson
説明
全長15-19センチメートル。オスよりもメスの方がやや大型になる。体形は太い。尾羽は非常に短い。上面の羽衣は褐色で、黒や淡褐色の斑紋が入る。下面の羽衣は白く、胸部から体側面にかけて黒い斑紋が入る。翼は短く丸みを帯びる。 虹彩は白い。嘴はやや細長い。後肢や第2-4趾はやや長く、第1趾は短い。嘴や後肢は淡黄色。 頚動脈が対になり総頚動脈を形成する。 卵は洋ナシ型。殻は黄色や灰白色、淡緑色で、灰色や暗褐色の斑紋が入る。メスの成鳥は喉の羽衣が黒く白い斑紋が入り、和名や英名(collared=首輪のある)の由来になっている。胸部に赤褐色の斑紋が入る。
サイズ
19 cm
巣の配置
地面
食性
穀食性
一般的な情報
行動
乾燥した草原に生息する。単独もしくはペアで生活する。渡りは行わないが、季節や天候により長距離を移動する事もあり英名(wanderer=放浪者)の由来になっている。爪先で立ち上がったり頸部を伸ばして周囲を警戒する。危険を感じると走って逃げるか、茂みの中に身を隠す。 食性は雑食で、昆虫、種子などを食べる。 繁殖形態は卵生。地面の窪みに草を敷いた巣に、1回に2-5個(平均4個)の卵を産む。主にオスが抱卵し、抱卵期間は約23日。育雛も主にオスが行う。
分布
オーストラリア (クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、南オーストラリア州東部)固有種
Photo By Don Roberson