イベリアチフチャフ
( ムシクイ属の一種) 学名 : Phylloscopus ibericus 属 : ムシクイ属
イベリアチフチャフ, ( ムシクイ属の一種)
学名: Phylloscopus ibericus
属: ムシクイ属
説明
この鳥は体長10~11センチ程度、体重は7~8.25グラム程度と小さい。体の上部は緑がかっているが、体の下部と顔は黄色がかっている。外見はチフチャフにとてもよく似ているが、イベリアチャフチャフはより鮮やかな色をしていて、尾の付け根や肩はより強い緑色をしている。顔や喉のあたりの黄色もイベリアチャフチャフの方が鮮やかである。翼はチフチャフよりもとがっていて、尾はイベリアチャフチャフの方が少し長い。脚は茶色をしている個体が多い。とてもよく似ているため外見から性別を見分けることは難しい。チフチャフと外見はよく似ているが、鳴き声は全く違う。
サイズ
12 cm
食性
食虫性
一般的な情報
分布
イベリア半島とアフリカ北部に分布する。ヨーロッパに36万から53万羽生息していると考えられており、これは全世界の個体数の約90パーセント程度とされている。この中でもスペインに最も多く分布しており、34万から40万羽が生息している。大きな移動をしない個体もあるが、多くのイベリアチャフチャフは冬になると渡り鳥としてサハラ砂漠を渡りアフリカ西部にまで達し、セネガル、マリ南部、ブルキナファソ、ガーナ北部にまで到達する。