アオゲラ
( アオゲラ属の一種) 学名 : Picus awokera 属 : アオゲラ属
アオゲラ, ( アオゲラ属の一種)
学名: Picus awokera
属: アオゲラ属
Photo By Charley Hesse TROPICAL BIRDING
説明
全長29cm (29-30cm)、体重120-138g。体上面の羽衣、尾羽や翼は黄緑色で、和名(緑も含めた古い意味での青)の由来になっている。背中や肩羽は灰色みを、腰や尾羽は黄色みを帯びる。胸部の羽衣は灰褐色。腹部の羽衣や尾羽基部の下面(下尾筒)は白く、体側面から下尾筒にかけてアルファベットの「V」字状の黒い斑紋が入る。頭部や頸部の羽衣は灰色で、嘴の基部から側頭部にかけて黒い筋模様(顎線)が入る。顎線の一部は赤く、喉は白い。初列風切は黒褐色で、白い斑点が入る。 虹彩は暗赤色。上嘴の色彩は黒く、下嘴の色彩は黄色みを帯びる。後肢の色彩は灰色。 オスは額から後頭にかけての羽衣が赤く、顎線にある赤色部の面積がより大きい。メスは後頭の羽衣のみ赤く、顎線にある赤色部の面積がより小さい。 南に分布する個体群は小型で、体色が濃くなる傾向がある。
サイズ
30 cm
巣の配置
空洞
食性
食虫性
一般的な情報
行動
平地から山地にかけての森林に生息する。あまり季節の移動しないが、亜種アオゲラは住宅地などでも観察される。 食性は動物食傾向の強い雑食で、主に幹や枝で昆虫を採食するが、果実も食べる。樹上でも地表でも採食を行い、地上でアリも採餌する。 生木の幹に穴を掘った巣に、1回に7-8個の白色無斑の卵を産む。雌雄交代で抱卵する。 鳴き声は、キョッキョッ。飛翔時にケレケレケレと鳴くこともある。繁殖期には口笛のようなピョーピョーピョーという声も発する。