コケワタガモ
( Polystictaの一種) 学名 : Polysticta stelleri 属 : Polysticta
コケワタガモ, ( Polystictaの一種)
学名: Polysticta stelleri
属: Polysticta
説明
全長43-47センチメートル。翼開張70-76センチメートル。次列風切(翼鏡)は青紫色や濃青色で、先端は白く静止時には筋模様に見える。 嘴や後肢の色彩は黒や灰黒色、青灰色。 オスは雨覆の色彩が白い。オスの繁殖羽は頭部の羽衣が白く、眼先や後頭に淡緑色の斑紋が入る。眼の周囲や喉から頸部、体上面の羽衣、尾羽や尾羽基部を被う羽毛(上尾筒、下尾筒)の色彩は黒や青黒色。体下面の羽衣は赤褐色や橙褐色で、胸部側面に黒い斑紋が入る。メスやオスの非繁殖羽(エクリプス)は全身の羽衣が黒褐色で、眼の周囲が淡褐色。
サイズ
41 - 81 cm
巣の配置
地面
食性
水生無脊椎動物捕食性
一般的な情報
行動
繁殖期は河川や湖沼、ツンドラにある沼地などに生息し、非繁殖期は岩礁海岸に生息する。 食性は雑食で、軟体動物、昆虫などを食べる。 繁殖形態は卵生。水辺の地表にメスが巣をつくる。メスのみが抱卵する。
分布
アメリカ合衆国(アラスカ州)、日本(北海道東部)、ロシア東部 夏季にアラスカ北部やシベリア北東部で繁殖し、冬季になるとカムチャッカ半島、アリューシャン列島や千島列島などで越冬する。日本では北海道東部に越冬のため少数飛来する冬鳥である。