アラゲインコ
( Psittrichasの一種) 学名 : Psittrichas fulgidus 属 : Psittrichas
アラゲインコ, ( Psittrichasの一種)
学名: Psittrichas fulgidus
属: Psittrichas
Photo By Lars Petersson
説明
全長46センチメートル。メスよりもオスの方がやや大型になる。頸部は細長い。頭部は剛毛で被われる。全身は褐色の光沢がある黒や暗褐色の羽毛で被われる。喉から腹部にかけての羽毛の外縁(羽縁)は灰色で、横縞状や鱗状に見える。腹部から尾羽基部の下面(下尾筒)の羽衣は赤い。尾羽は短く、色彩は黒い。下雨覆や次列風切の色彩は赤い。 顔には羽毛が無く、黒い皮膚が裸出する。皮膚の裸出は、顔が果肉で汚れるのを防ぐ働きがあると考えられている。虹彩は褐色。嘴は黒い。後肢の色彩は黒や黒褐色。 オスは眼後部に剛毛からなる赤い斑紋が入る。
サイズ
46 cm
巣の配置
木
食性
果食性
一般的な情報
行動
標高600-2,000メートル(主に800-1,200メートルだが、標高50メートルや標高2,000メートルに生息することもある)にある熱帯雨林に生息し、超高木がある環境を好む。樹上棲。単独やペア、20羽以下からなる小規模な群れを形成して生活する。素早い羽ばたきと滑空を繰り返して飛翔する。樹上を移動する時は枝伝いによじ登らずに、短距離を素早く羽ばたいて移動する。 食性は植物食で、果実(イチジク類、タコノキ類、マンゴー)、果汁、花などを食べる。 繁殖形態は卵生。飼育下では2個の卵を産んだ例がある。出産間隔は4日。飼育下ではメスのみが抱卵した例があり、抱卵期間は27-31日。育雛は雌雄共に行う。
分布
インドネシア、パプアニューギニア(ニューギニア島固有種)