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ニシツリスガラ
( ツリスガラ属の一種) 学名 : Remiz pendulinus 属 : ツリスガラ属
ニシツリスガラ, ( ツリスガラ属の一種)
学名: Remiz pendulinus
属: ツリスガラ属
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説明
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全長約11cm。小型の鳥である。雄の頭部は灰色で顔は白く、嘴から目元を通過する黒い線(過眼線)が目立つ。背中は赤褐色である。雌は頭部や過眼線がやや褐色がかっている。
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サイズ
11 cm
巣の配置
木
食性
食虫性
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一般的な情報
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行動
群れを作って生活する。水辺に近い河口、川岸、海岸のヨシ原に生息し、ヨシの茎の鞘を嘴ではいで中にいる昆虫類を食べる(冬季の枯死したヨシの葉鞘と茎の間の間隙にはカイガラムシの仲間のビワコカタカイガラモドキが多数越冬していることが多い)。そのため、生息しているアシ原ではパチパチ音が聞こえることがある。 繁殖地では、湿地や林の中の樹木の枝に、主に草を使って袋状の吊り巣を作る。これが、和名の由来である。卵数は普通6-8個。雌のみが抱卵する。
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分布
ツリスガラの仲間はアフリカを主産地としているが、本種はヨーロッパ東部から中央アジア、中国北東部まで広く分布している。また、スペイン、イタリア、トルコ等の地中海沿岸やイランにも生息している(地中海方面に生息する種は、本種と非常によく似たニシツリスガラという別種として分類されているが、本種の亜種とする説もある)。 日本では以前は大陸からの迷鳥で観察例もそれほど多くなかったが、1970年代から冬期に渡来する数が増え、現在では九州地方を中心とした西日本では普通の冬鳥となっている。
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ステータス
ペンドゥリンシジュウカラは、推定距離が1〜1000万平方キロメートル(0.4〜380万平方マイル)で、ヨーロッパだけで420,000〜84万人と推定されており、人口が増加している証拠があります。したがって、10年または3世代で30%以上の人口減少というIUCNレッドリストのしきい値基準を満たしているとは考えられず、最小懸念として評価されます。