トモエガモ
( Anasの一種) 学名 : Sibirionetta formosa 属 : Anas
トモエガモ, ( Anasの一種)
学名: Sibirionetta formosa
属: Anas
Photo By Ayuwat Jearwattanakanok
説明
全長37-43センチメートル。翼長オス20-22センチメートル、メス18-21センチメートル。翼開張65-75センチメートル。体重0.4-0.5キログラム。体上面の羽衣は褐色。 嘴の色彩は黒い。 オスは肩羽が伸長する。オスの繁殖羽は頭部に黒、緑、黄色、白の巴状の斑紋が入り、和名の由来になっている。種小名formosaは「美しい」の意。オスの非繁殖羽(エクリプス)は全身の羽衣が褐色で、眼から頬にかけ不明瞭な黒い筋模様が入る。また幼鳥やオスの非繁殖羽は喉の白色部が不明瞭。メスは全身の羽衣が褐色で、黒褐色の斑紋が入る。また嘴基部に白い斑紋が入り、喉が白い。
サイズ
43 cm
巣の配置
地面
食性
草食性
一般的な情報
行動
非繁殖地では湖沼、河川などに生息し、海岸に飛来することもある。繁殖地ではツンドラや森林地帯内にある湖沼や渓谷、湿原、水辺の草原などに生息する。 食性は植物食傾向の強い雑食で、主に種子を食べるが、水生植物、藻類、昆虫、甲殻類、貝類なども食べる。 繁殖形態は卵生。窪地、茂みや流木の中などに巣を作り、6-9個の卵を産む。抱卵期間は25日。雛は孵化してから3-4週間で巣立つ。
分布
大韓民国、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、日本、モンゴル、ロシア東部 シベリア東部で繁殖し、冬季になると中華人民共和国東部、日本、朝鮮半島、台湾へ南下し越冬する。 模式標本の産地(模式産地)はバイカル湖(ロシア)で、英名の由来になっている。