ムクドリ
( ムクドリ属の一種) 学名 : Spodiopsar cineraceus 属 : ムクドリ属
ムクドリ, ( ムクドリ属の一種)
学名: Spodiopsar cineraceus
属: ムクドリ属
Photo By Francesco Veronesi , used under CC-BY-SA-2.0 /Cropped and compressed from original
説明
よくある質問
一般的な情報
行動
雑食性で、植物の種子や果物、虫の幼虫などを好んで食べる。地面に降りて歩いて虫などを探すこともあれば、木の枝に留まってカキなどの熟した実をついばむ様子も観察される。椋の木の実を好んで食べるため「椋鳥」と呼ばれるようになったといわれているが、これに限らず幅広く食べている。 繁殖期は春から夏で、番いで分散し、木の洞や人家の軒先などの穴に巣を作る。両親ともに子育てを行い、とくに育雛期には両親が揃って出掛け、食糧を探して仲良さそうに歩き回る様子が観察される。 繁殖期は巣で寝るが、ヒナが巣立つと親子ともに集まって群れを形成するようになり、夜は一か所に集まってねぐらを形成する。ねぐらには 10km 以上の範囲から集まり、冬は数万羽の大群となることもある。かつては河原の広葉樹や人家の竹藪に集まっていたが、そういった環境は開発で減少したため、都市部の街路樹などにねぐらをとる例も増えている。 鳴き声は「ギャーギャー」「ギュルギュル」「ミチミチ」など。 都市部などでも群れを成して生活する。 その為、大量の糞による汚染被害や鳴き声による騒音被害が社会問題化している。
分布
東アジア(中国、モンゴル、ロシア東南部、朝鮮半島、日本)に分布する。 日本国内ではほぼ全域に分布する留鳥で、北部のものは冬には南部に移動するようである。低地の平野や低山地にかけて広く生息し、都市部などの人家付近や田畑などでもよく見られる。
ステータス
世界的に脅かされていません。