オオトウゾクカモメ
( トウゾクカモメ属の一種) 学名 : Stercorarius maccormicki 属 : トウゾクカモメ属
オオトウゾクカモメ, ( トウゾクカモメ属の一種)
学名: Stercorarius maccormicki
属: トウゾクカモメ属
Photo By Ana Nascimento/Agência Brasil , used under CC-BY-3.0-BR /Cropped and compressed from original
説明
体長は50cmほどだが、翼開長は130cmほどの大きな翼をもち、海上の飛翔能力にすぐれている。からだの羽毛は黒褐色だが頭部から胸部にかけては少し淡くなり灰褐色に見える。個体によって体色の濃淡は異なり、全身黒褐色の暗色型の個体もいる。翼の上下の初列風切基部に白色の斑があり、飛翔時にはかなり目立つ。 嘴は黒色で、太くしっかりしている。
サイズ
53 cm (21 in)
摂食習慣
南極スキュアは主に魚を食べ、しばしばカモメ、アジサシ、さらにはそれらの漁獲物のカツオドリを奪って得られます。また、他の鳥、ウサギ、腐肉も食べます。他のほとんどのskua種と同様に、それは1年を通してこの海賊行為を続け、被害者に嫌がらせをすると、小さいskuas(jaegers)よりも敏捷性が低下し、暴力的な力を示します。
生息環境
南極沿岸で繁殖し、通常11月と12月に2つの卵を産みます。太平洋、インド洋、大西洋の海で越冬する渡り鳥です。北大西洋東部では、それは大きなスキューアによって置き換えられます。南極スカスは、実際の地理的南極で見られました。南極のウィルヘルム群島のピーターマン島にあるメガレストリスの丘は、南極スキューアの古い総称にちなんで名付けられました。
食性
腐肉食
一般的な情報
行動
洋上でカモメ科やミズナギドリ科の水鳥を探して飛び回る。それらの水鳥を見つけると空中でしつこく攻撃し、獲物を放したり吐き出したりしたところを空中で奪い取る。 また、水鳥の繁殖地にもあらわれ、親鳥の隙を突いて卵やヒナを捕食する。ペンギンやカモメ、ウミガラスなどのヒナにとっては大きな天敵の一つとなっている。 繁殖地ではコロニー(集団繁殖地)を作るが、それぞれの巣になわばりがあり、なわばり内に他の個体が入ると追い払う。また、人が近づくと上空から頭をつついて攻撃するという。
分布
ほぼ世界中の洋上に生息するが、繁殖地は南極大陸の周辺である。近縁種として、南米大陸南部に繁殖分布するCatharacta chilensis(和名なし)、亜南極地方に繁殖分布するCatharacta antarcticus(和名なし) 、北大西洋の島嶼部に繁殖分布するキタオオトウゾクカモメCatharacta skua がある。 日本では、春から夏にかけて北海道から本州北部の海上を飛翔している姿が見られる。また、秋から冬にかけても日本の近海に留まっている個体もごく少数いる。日本近海に生息する個体が実際に南極から飛来していることは、番号付きの金属足環によって渡り経路を調べる手法である「標識調査」によって、南極で足環をつけられたオオトウゾクカモメが北海道近海で回収された事例によって実証されている。
Photo By Ana Nascimento/Agência Brasil , used under CC-BY-3.0-BR /Cropped and compressed from original