カツオドリ
( カツオドリ属の一種) 学名 : Sula leucogaster 属 : カツオドリ属
カツオドリ, ( カツオドリ属の一種)
学名: Sula leucogaster
属: カツオドリ属
Photo By silversea_starsong , used under CC-BY-NC-4.0 /Cropped and compressed from original
説明
全長64-74センチメートル。翼開張130-150センチメートル。体重1キログラム。全身は黒い褐色の羽毛で被われる。腹部や尾羽基部下面(下尾筒)は白い羽毛で被われる。種小名leucogasterは「白い腹の」の意。翼の色彩も黒褐色だが、人間でいう手首(翼角)より内側の下中雨覆や下大雨覆は白い。 嘴や後肢の色彩は淡黄色。 オスは眼の周囲にある露出した皮膚が黄緑色。メスは眼の周囲にある露出した皮膚が黄色。幼鳥や若鳥は腹部や下尾筒に黒褐色の斑紋が入る。
サイズ
66-74 cm (26-29 in)
色
茶
黒
白
寿命
24年
巣の配置
地面
一回に産む卵の数
1 - 3 卵
孵化期間
1 雛
雛の数
42 - 45 days
摂食習慣
主に魚
生息環境
熱帯の海
食性
魚食性
一般的な情報
行動
熱帯や亜熱帯の海洋に生息する。 食性は動物食で、魚類、軟体動物を食べる。空中から水中の獲物を探し、獲物を発見すると急降下して潜水し捕らえる。 繁殖形態は卵生。集団繁殖地(コロニー)を形成し、コロニー内では頸部を左右に振って縄張りを主張する。海岸にある断崖や草原などに枯草や木の枝を組み合わせた皿状の巣を作り、1回に1-2個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は約43日。雛は孵化してから85-105日で巣立つが、孵化した雛が数日で別の雛を殺すため親鳥は1羽しか育てない事が多い。
分布
インド洋、南大西洋、太平洋西部および中東部、カリブ海 日本では亜種カツオドリが仲御神島、伊豆諸島、硫黄列島、小笠原諸島、草垣群島、尖閣諸島で繁殖する。鹿児島湾での観察記録もあり、2005年5月には兵庫県の瀬戸内海でも観察され、写真も撮影されている。
ステータス
世界的に脅かされていません。